2023/08/16

ヤマオニグモ(蜘蛛)の垂直円網に囚われて暴れるヒグラシ

 

2022年7月中旬・午後14:00頃・晴れ 

里山の斜面を直登する細い山道が廃れて使われなくなり、左右から灌木の枝が伸び放題になっていました。 
そこを少し整備すると、ヤマオニグモAraneus uyemurai)などが網を張るようになりました。 
クモの巣に捕らわれたセミが逃れようと必死に羽ばたいて暴れていました。 
(私が獲物をクモの網に給餌したヤラセ映像ではありません。) 
鳴き声を発してないので♀かもしれません。

同定のために暴れるセミを手にとってじっくり接写すべきでしたが、夏の廃道登山でヘロヘロにへばっていた上に先を急いでいたので動画に撮っただけです。 
腹部全体が茶色く透けて見えるのでエゾハルゼミまたはヒグラシだと思うのですが、エゾハルゼミは時期的に少し遅いです。 
周囲でカナカナカナ…♪と寂しげに鳴き交わしているのは、ヒグラシ♂(Tanna japonensis)でした。 

セミがかなりパワフルに羽ばたいても、粘着性のあるクモの横糸は強力で切れません。 
獲物が疲れておとなしくなるまで、網の主はどこかに避難しているようです。 
以前ここにヤマオニグモAraneus uyemurai)が造網しているのを見ています。 


2023/08/15

深雪に潜って獲物を探す冬毛のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年1月上旬・午後18:03・気温-4℃ 

里山のスギ林道はサラサラの(乾いた)新雪に覆われ、道端に突き刺さっていたスギ落枝も完全に埋もれました。 
左下から登場した冬毛のホンドテンMartes melampus melampus)が立ち止まると、深雪に頭を突っ込んで穴を掘り始めました。 
テンの体が完全に新雪の中に埋もれました。 
おそらく雪の下にトンネルを張り巡らせて冬も活動する野ネズミ(ノネズミ)の気配を感じてテンが狩りを試みたのでしょう。 
深雪の中で方向転換したテンが、逆向きに雪の中から顔を出しました。
口に獲物を咥えていないので、残念ながら狩りに失敗したようです。 

諦めたテンは、元気に雪道を右へ走り去りました。 
前後の足を揃えて細長い胴体を尺取り虫のように伸縮させて跳びはねるように走ります。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:16〜) 
それにしても、雪深い厳冬期になるとテンの登場頻度が急に上がりました。

雪山で野生動物が残した足跡を追跡(アニマルトラッキング)していると、足跡が乱れた狩りの痕跡が見つかることがたまにあります。 
今回ホンドテンが雪面に残した足跡および穴掘り跡をもし見つけたら、狩りに失敗したと正しく読み解けるでしょうか? 

熊谷さとし『動物の足跡学入門』によると、
 雪の深い地方にすむテンは、雪の中に「テンの雪室ゆきむろ」とよばれるウロ(ほら穴)を掘る。テンは嗅覚が強いので、雪の下にある食べ物をとるために掘った跡だと言われているけど、俺はシェルターなのではないか?と思っているのだ。(p167より引用)

つづく→ 厳冬期の雪山でスギ林道を駆け抜ける冬毛のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

雪山のスギ林道で正月に写った謎の尻尾【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年1月上旬・午後22:47・雪・気温-2℃ 

里山のスギ林道に設置した自動撮影カメラに奇妙な物体が写りました。 
元日の深夜で、雪がしんしんと降っています。 
画角の左上から謎の物体が垂れ下がっています。 
レンズに近過ぎてピントが合っておらず、大きさも分かりません。 
もしこれが静止していれば氷柱つらら)の先端かな?と思うのですが、ピクピクと上下に動いている(不規則な動き)ので生き物のようです。 

林道を挟んで逆側から狙うアングルで監視カメラを設置していれば、謎の生物(UMA)の正体が分かったはずです。 
なんとなく、ニホンリスSciurus lis)の尻尾の先端部ではないか?と推理してみました。 
リスの尻尾はもっとフサフサしてる?
リスがカメラを設置したスギの木に登り、幹にしがみついているのでしょう。 

スギの幹に飛来して止まった冬尺蛾の腹端という可能性も考えましたが、スギ林にいるとは思えませんし、そもそも変温動物にはトレイルカメラのセンサーが反応しないはずです。 
残念ながら、UMAが居なくなる(飛び去る)シーンは撮れてませんでした。 

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