2023/08/03

クマイチゴの葉から飛び立つセスジスカシバ♀(蛾)

 

2022年9月中旬・午後12:50頃・晴れ 

里山の急斜面をつづら折れで登る山道の傍らで、クマイチゴの葉表の縁にセスジスカシバ♀(Pennisetia fixseni fixseni)が乗っていました。 
 
触角の形状から♀と見分けられます。 
セスジスカシバ幼虫の食草はバラ科のキイチゴ類なので、♀が産卵していた可能性が高いです。 
横からではなく背側から撮ったので、残念ながら産卵姿勢かどうかはっきり見えませんでした。 
撮影後に葉をめくってみて、裏面に卵の有無をチェックすべきでしたね。 
実際に、セスジスカシバ♀が居た葉には虫に大きく食害された跡(食痕、虫食い跡)が残っていました。 
母親の立場になって考えると、虫食いの無いきれいな葉(餌資源として質の高い葉)に産卵した方が孵化してくる幼虫のためになる気がするのですけど、この♀個体は無頓着でした。

カメラを近づけたら警戒し、飛んで逃げました。 
かすかに聞こえる羽音も蜂のような重低音でした。
キイロスズメバチにそっくりなベーツ型擬態をした昼行性の蛾ですから、こんな虫が飛んで向かってきたら、多くのヒトは怯んでしまうはずです。
見た目(視覚)だけでなく羽音(聴覚)でもハチに似せているのは興味深いですね。 
翅の形態を似せれば、自ずと羽音も似てくるのでしょうか? 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

※ 羽音♪が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


関連記事(同時期の撮影)▶ 飛べ!セスジスカシバ♂(蛾) 

2023/08/02

雪の積もったスギ林道を夜に通る冬毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年12月中旬~下旬 

里山のスギ林道にも遂に根雪が積もりました。 
雪道を夜な夜な通過するニホンノウサギ(Lepus brachyurus angustidens)をまとめました。


シーン1:12/19・午後22:28・気温-5℃・(0:00~) 
サラサラの深雪に覆われた林道を真っ白な冬毛のノウサギが左から右へピョンピョン跳んで横切りました。 
新雪の雪面には野ウサギ特有の足跡が残ります。 


シーン2:12/20・午前3:10・気温-5℃・(0:06~) 
4時間42分後、日付が変わった深夜に野ウサギが再登場したのに、カメラの起動が遅れました。 
冬の夜は低温で乾電池の電圧が低下しがちなので、仕方がありません。 
雪が降る中、ニホンノウサギが雪道を右から左へ通り過ぎました。 
個体識別ができていないので、さっきの同一個体が戻ってきたのかどうか、不明です。 

ちなみに、現場は鬱蒼と育ったスギ植林地の林床なので、常緑の枝葉によって降雪がかなり遮られています。 
したがって、実際はもっと激しく雪が降っていると思われます。 
スギの枝葉に積もった雪がときどきドサッと一気に落ちてきます。 


シーン3:12/26・午後19:56・気温-2℃・(0:13~) 
雪は降っていませんが、スギの樹上から大量の落雪があったようで、雪面は固そうです。 
ニホンノウサギが左から右へ通り過ぎても、雪面に足跡が残りません。 


最後に、ニホンノウサギの跳躍シーン3日分を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 (0:21~) 


※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 



脱糞中のヤマナメクジを裏返してみる

 

2022年9月中旬・午後13:50頃・くもり 

低山の尾根道でヤマナメクジ(Meghimatium fruhstorferi)を発見。 
黒っぽい個体でした。 
辺りの地面を這い回った軌跡として、体表から分泌される粘液がカピカピ(テカテカ)に乾いたまま残っていました。 
現場では気付かなかったのですが、動画をよく見ると、頭部の横から金魚のフンのような細長い糞がニョロニョロと伸びていました。 
脱糞シーンを微速度撮影すれば面白そうです。 

採寸した後で定規を使ってヤマナメクジを仰向けにひっくり返すと、腹面は白色でした。 
この個体はなぜか動きがひどく鈍く、自力で起き上がろうとしません。 
2か月前に出会った個体とは大違いです。 
ナメクジも擬死するのかな? 

関連記事(2か月前の撮影):▶ 仰向けにしたヤマナメクジが起き上がるまで

採集して飼育してみようか迷ったのですけど、暑い時期だと家に持ち帰るまでに衰弱しそうで諦めました。 


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