2021/11/11

夜の山道で溜め糞に排便するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2021年8月下旬・午後19:11・気温15℃

里山の細い尾根道の真ん中にタヌキの溜め糞場cを見つけました。 
真横の茂みにトレイルカメラ(無人センサーカメラ)を仕掛けると、早速その日の晩にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が右からやって来ました。 
起動したトレイルカメラに気づいたようで、カメラ目線で凝視しています。 
風の匂いを嗅いでしばらく警戒しています。 
警戒を解くと、画面中央の溜め糞に近づいて匂いを嗅ぎました。 
再びカメラを少し気にしてから溜め糞を跨ぐとカメラにお尻を向け、軟便(下痢便)をダラダラと排泄しました。 
排泄中は糞で汚れないように尻尾を少し横にずらしています。 

私は未だタヌキの性別を見分けるのに慣れていないのですけど、股間に陰茎が見えないので♀ですかね? 
しかし腹部に乳首は見えませんでした。 

タヌキはイヌ科ですけど、脱糞後はイヌのように地面を足で引っ掻いたり糞に土を掛ける動作はしませんでした。 
そのまま左へ立ち去り、縄張りのパトロールを続けます。 
去り際に道端の灌木の葉の匂いを嗅ぎました。 

トレイルカメラを導入した目的の一つが、タヌキの溜め糞の監視でした。
カメラを設置したその日に念願の排泄シーンがバッチリ撮れてラッキーでした。 
山道で見つけた糞塊を「タヌキの溜め糞」だろうと予想したのが当たったのも嬉しいです。 
本で勉強した通りにフィールドサインを正しく読み解けた!というささやかな自信になります。 
気温の高い夏季は獣糞の生物分解が早く進行し、素人目には溜め糞の鮮度がよく分からなくなってしまいます。 
ようやく暑さが和らいだのか、新鮮な溜め糞を見つけることができました。 

以下の写真は昼間に撮影。 
本格的にタヌキの糞の内容物調査をして食性を推理するのも楽しそうですが、私にはとてもその余力がありません。 
昆虫の破片や植物の種子や、カケス(Garrulus glandarius)の青い羽毛が糞に混じっていました。 
昼間この溜め糞に群がっていた様々な昆虫の活動については、記事を改めて報告します。(動画公開予定)
15cm定規を並べる
カケスの羽毛や昆虫の脚の破片などがタヌキの糞に含まれていた。


毛虫を運ぶムネアカオオアリ♀

 

2021年8月下旬・午前11:25頃・晴れ 

里山の尾根道でムネアカオオアリ(Camponotus obscuripes)のワーカー♀が毛虫を咥えて前進歩行していました。 
獲物を巣に運んでいるのです。 
道中であちこちに獲物が引っかかって運びにくそうです。 
最後は落枝の下に潜り込んだアリを、見失ってしまいました。 
尾根道の左右は雑木林です。 

毛虫は薄い黄緑で胸部だけが白く毛が疎らに生えていました。 
蛾の幼虫だと思うのですが、どなたか種類を見分けられる達人がいらっしゃいましたら教えて下さい。 
幼虫は既に死んでいるのか無抵抗でした。 
脱皮途中に襲われた可能性もありますかね?
   

2021/11/10

風媒花オオバコの花粉を舐めるホソヒラタアブ♀

 

2021年8月下旬・午前11:10頃・晴れ 

山道でまばらに生えたオオバコにホソヒラタアブ♀(Episyrphus balteatus)が訪花していました。 
花穂に止まるときは羽ばたきを止めて翅を斜めに広げています。 
雄しべの葯の花粉を舐めていました。 
複眼の形状から♀と分かります。 
オオバコは風媒花なので、蜜腺は発達していないはずです。 
したがって、ホソヒラタアブ♀は花蜜が目当てなのではなく、花粉を食べにきたのでしょう。 
少しホバリングして花穂の回りを少し回ると、再び花穂に止まり直し、花粉を舐めます。
   

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