2021/09/17

肉団子を巣に運ぶ途中のセグロアシナガバチ♀

 

2021年7月上旬・午後16:00頃・くもり 

街なかの駐輪場の小屋の軒下にセグロアシナガバチPolistes jokahamae)のワーカー♀が止まっていました。 
前伸腹節に黄色紋が無いので、キアシナガバチではなくてセグロアシナガバチです。 
てっきり野ざらしの材木の表面をかじって巣材集めに来たのかと思ったのですが、ただ身繕いしたりウロウロと歩き回ったりするばかりです。

セグロアシナガバチ♀が庇の角を曲がった際に横向きになり、緑色の肉団子を咥えていたことに気付きました。 
つまり、蜂は獲物のイモムシを狩った直後で、肉団子を巣に運ぶ途中だと分かりました。 
蜂はそのまま軒を伝い歩いて死角に消えました。 
駐輪小屋の天井隅辺りに巣があるのかもしれません。 

ところが同一個体のセグロアシナガバチ♀がすぐにまた軒先を飛び回り、クモの円網に危うく引っかかりそうになりました。 
蜂はクモの網をなんとか振り切って軒先に再び着陸すると、身繕いして体に付着したクモの糸を取り除いています。 
駐輪所の軒下に網を張った主(例えばオニグモ?)は見当たりませんでした。 

撮影後に駐輪小屋を現場検証してアシナガバチの巣の有無を調べたかったのですが、部外者が勝手に敷地内に入って駐輪所を物色したりすると、不審者や自転車泥棒かと怪しまれてしまいます。 
横の公道から通りすがりに望遠で撮影するだけに留めました。

電線でモズの幼鳥に巣外給餌する親鳥(野鳥)

 

2021年7月上旬・午後13:30頃・晴れ

住宅地の電線上で2羽のモズLanius bucephalus)が並んで止まっていました。 
右の親鳥(後ろ姿で性別不明)が左の幼鳥に巣外給餌したのですけど、その瞬間を撮り損ねてしまいました。 
口移しで給餌した直後に親鳥は足元の電線で嘴の汚れを拭い取っています。 
未だ物足りない幼鳥が親鳥の隣で餌乞い行動を続けていますが、少し遠くて鳴き声は聞き取れませんでした。 

親鳥が先に電線から飛び去り、休む間もなく次の採餌に出かけました。 
電線に残った個体は下嘴が黄色っぽいので、幼鳥と分かります。 
もし成鳥♀なら、つがいのパートナーへの求愛給餌ということになります。
関連記事(8年前の撮影)▶ モズ(野鳥)の求愛給餌
続けて幼鳥も左に少し飛ぶと、近くの民家の青いトタン屋根の縁に止まり直しました。 
そこからすぐにまたどこかへ飛び去りました。 
モズの幼鳥はもう普通に飛べるようです。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
関連記事(翌日の撮影)▶ 餌乞いで鳴く♪モズの幼鳥(野鳥)

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 
いつものように手ブレ補正処理をすると副作用で不自然な映像になるので、今回はしませんでした。 

2021/09/16

アメリカザリガニの威嚇と逃避行動

 

2021年7月上旬・午後14:45頃・くもり 

大雨の後に冠水した氾濫原でアメリカザリガニProcambarus clarkii)を見つけました。 
水深は水たまりほど浅く、体の半分は水面から上に出ています。 
長靴を履いた私が正面からそっと近づくと、アメリカザリガニは左、右の順でハサミ(第1胸脚)を振り上げました。 
万歳のような体勢で健気にも威嚇してきます。 
「蟷螂の斧」のような佇まいです。 
昔に読んだ山口恒夫『ザリガニはなぜハサミをふるうのか:生きものの共通原理を探る』という中公新書をまた読み返さないといけません。 

私が指でザリガニの長い触角に触れると、浅瀬を少しずつ後退して行きます。 
最後に左のハサミに触れると、ピチピチと連続して後ろに跳ねて逃げ、枯れたヨシ原の根際に潜り込みました。 
素早い逃避行動を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

アメリカザリガニは侵略的外来種として最近とみに問題になっています。 
今後は飼育も禁じられ、フィールドでアメリカザリガニを見つけ次第、殺して駆除することになりそうです。 
私は生まれてこの方、在来種のザリガニを野生状態で見たことがありません。 
今更ここでアメリカザリガニを駆除してもニッチが空白になって生態系に混乱をもたらすだけではないのか?と心配してしまう私は、淡水の生態系について未だ勉強不足なのでしょう。 
どうも私は在来種のザリガニが戻ってくるとは信じ切れません。 
アメリカザリガニを駆除した後で在来種を放流するのかな?

この氾濫原で見つかった大量のアメリカザリガニ死骸が様々な生き物に食われる様子をこれからの記事で紹介する予定です。
つまり、水辺に生息する他の生き物にとってアメリカザリガニは重要な食料源となっていて、食う食われるの関係が既にしっかり出来上がってしまっているようです。

【追記】
長崎大学の研究グループによると、アメリカザリガニが侵入・定着した湿地では、水生植物を利用する種や水底を利用する種の数は激減しやすく、水面を利用する種や水面付近に浮遊する種は影響を受けにくいそうです。

 

ランダムに記事を読む