2021/02/23

キイロスズメバチ♀が物色するヤブガラシ葉巻き巣の謎

 

2020年10月下旬・午後14:30頃・くもり 

河畔林の林縁に咲いたセイタカアワダチソウの群落を覆うようにヤブガラシが繁茂していました。 
ヤブガラシの葉1枚を緩く巻いて作った謎の「虫の巣」をキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が念入りに調べていました。 
巣の入り口から頭を突っ込んで葉巻の内側表面を舐めたり端を噛んだりしています。 
おそらくイモムシが食草のヤブガラシの葉を巻いて巣を作り、中に隠れていたのでしょう。 
しかし葉巻の中は空っぽでした。 
そのまま蛹になり羽化した後なのかもしれません。 

キイロスズメバチ♀は少し飛び回ると、同じくヤブガラシの葉を巻いて作った別の巣を見つけて物色を始めました。 
緩く巻いた葉巻の内部に白い絹糸が張り巡らされている上に、葉に残ったマイン状の食痕が黒変しています。
獲物を狩る瞬間が見れるかと期待して接写したものの、どれも空き巣で私も蜂もガッカリ…。 

キイロスズメバチ♀が熱心に調べていた「虫の巣」を私も手でほぐして中を調べてみました。 
巣の主は不在で、内部は黒変していました。 
少量の糞が残っているような気もしますが、黒カビが生えてしまったようで、状況がよく分かりません。 

撮影中、隣に咲いたセイタカアワダチソウの花にキイロスズメバチ♀は全く興味を示しませんでした。 (吸蜜せず)
完全に「狩り(獲物探索)モード」だったのでしょう。 
おそらくこのキイロスズメバチ♀個体は過去の狩りの成功体験を記憶学習していて、ヤブガラシの葉巻き巣を重点的に調べて回っているのでしょう。 

新開孝『虫のしわざ観察ガイド』などの図鑑で調べてみたものの、残念ながらヤブガラシの葉を巻いて巣を作る虫の情報は得られませんでした。 
きっと蛾の幼虫だろうと予想しているのですが、来季はその正体を突き止めるつもりです。 
ネット検索してみると、候補として例えばモンキクロノメイガ(Herpetogramma luctuosale zelleri)の幼虫が怪しいと睨んでいます。

過去の記録を探してみると、2006年7月中旬にモンキクロノメイガの成虫を撮影した蛾像が見つかりました。





ダリアの花蜜を吸うイチモンジセセリ

 

2020年10月下旬・午後14:00頃・くもり 

民家の庭の花壇に咲いたダリアの群落でイチモンジセセリ(Parnara guttata)が訪花していました。 
秋風が吹く中、半開きの翅を開閉しながら吸蜜しています。 
吸蜜を中断すると、ゼンマイ状の口吻をクルクルと伸縮させていました。 
擬人化すると舌舐めずりのような行動なのかな? 
色とりどりに咲き誇るダリアの品種の中で、今回イチモンジセセリは黄色とピンクの花を選んで次々に吸蜜しました。

2021/02/22

トウモロコシ畑で落ち穂を食べるハシボソガラス(野鳥)

 

2020年10月下旬・午後16:30頃・くもり 

刈り取り後のトウモロコシ畑で1羽のハシボソガラス(Corvus corone)が落ち穂拾いをしていました。 
刈り取ったトウモロコシの茎や葉を嘴でめくって調べ、実を包む皮を剥き、長いヒゲを取り除いてから、黄色い穀粒を美味しそうに啄んでいます。 

▼関連記事(3ヶ月前の撮影)


最後は歩いて隣のブロッコリー畑に移動しました。 
満足したのか、それとも私がずっと撮り続けるので決まずくなったのかもしれません。 
カラスが立ち去ってから私はトウモロコシ畑に近づき、カラスの食べ残しを動画に記録しました。 
飼料用のトウモロコシかもしれないので、ヒトの食用に栽培した品種かどうかも私には分かりません。 

※ かなり薄暗い夕暮れ時に撮影したので、画質が粗いです。 


2日後にも同様の採食シーンを観察できました。

 

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