2020/10/26

オノエヤナギの樹上に見つけた鳥の巣

 

2020年7月下旬 

湿地帯の端に鬱蒼と生い茂った柳の群落をかき分けるように進んでいたら、樹上に野鳥の古巣を見つけました。 
営巣木は樹高約4m(目測)の灌木で、地上からの高さ180cmにある枝の分岐点に巣が架けられていました。 
雛が巣立った後の空き巣のようです。 
手の届く高さなので、木に登らなくても巣をじっくり観察することができます。 
大量の枯れ草を巣材として丸く編み込んで作られていました。 
巣材の一部として白いビニール片も編み込んでいます。 
巣に定規を置いて巣を採寸しました。 

産座は楕円状になっています。 
巣内には柳の落ち葉が少し溜まっているだけで、空っぽでした。 
微小なアリ(種名不詳)が巣内を徘徊しています。 
何かアリの餌となるような、雛の食べ残しや糞が残されているのでしょうか?  

柳の根際は水浸しになっていました。 
せっかくなので古巣を丸ごと採集しようか迷いました。
梅雨の雨で巣材がびっしょり濡れていて、すぐにカビが生えたり腐ったりしそうなので、諦めました。 
本当に今季に作られた巣かどうかも私には分かりません。 
ここは雪国なので、1年以上前の古巣は風雪に晒されるとこれほどきれいに残らないような気がします。 

 営巣木の枝葉を少し採取して持ち帰り、『ヤナギハンドブック』で調べると、オノエヤナギと判明しました。  

さて、この巣を作った野鳥の種類は何でしょう? 
ヨシ原が広がる湿地帯での優占種はオオヨシキリです。 
ヨシ原で縄張りを張れなかった弱いつがいが湿地帯の端っこの柳樹上に営巣したとは考えにくいです。 
樹上営巣性の鳥の候補として、この辺りでよく見かけるのは、ヒヨドリホオジロモズなどです。 
大阪市立自然史博物館叢書日本鳥の巣図鑑―小海途銀次郎コレクション』で調べても、私には絞り込めませんでした。
もし写真や映像から見分けられる達人がいらっしゃいましたら、教えて下さい。

※ 動画編集ミスで無音になってしまいました。

採寸
産座
全景





ヒヨドリバナの花蜜を吸うイカリモンガ(蛾)

 

2020年7月下旬・午後15:00頃・くもり 

峠道の横の法面を補強するコンクリートの上に咲いたヒヨドリバナの群落でイカリモンガPterodecta felderi)が訪花していました。 
吸蜜シーンを接写しようと私が無造作にカメラを近づけたら、すぐに飛び去ってしまいました。 
 花から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
この組み合わせは初見でした。

2020/10/25

手乗りクマバチ♀

 

2020年7月下旬・午後17:10頃・くもり 

郊外の道端でおかしな症状のキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)を見つけました。 
路上を徘徊しながら頻りに羽ばたくものの、飛び立つ力がありません。 
ブーン♪という重低音の羽音が聞こえます。 
進路に左手を差し出すと登ってきてくれました。 
クマバチの♀は自衛用に毒針を持っていますが、こちらが手荒なこと(握りしめるとか)をしなければ刺される心配はありません。 
手乗りさせたクマバチ♀は、私の腕を少し登ってから、力なく滑落してしまいました。 
やはり飛べないようです。 
舗装路に落ちたクマバチ♀は、右触角を右前脚で拭っています。 

一体どうして飛べないのでしょうか? 
しばらく休息すれば体力が回復するのかな? 
寿命が近い老いた個体だとしたら、胸背の体毛が禿げていたり、翅がもっと摩耗しているはずです。
隣の農地で農薬を散布したのか?という懸念が私の頭をよぎりましたが、証拠がありません。 

 ※ クマバチのかすかな羽音が聞こえるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

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