2020/01/04

電線で2羽のキジバト♀に続けて求愛して振られる♂



2019年8月下旬・午後11:55頃

川の堤防沿いの工場地帯で3羽のキジバトStreptopelia orientalis)が電線に止まっていました。
初めは同じ電線に左から順に♀β、♀α、♂が並んでいました。
(キジバトは雌雄同色ですが、この後に繰り広げる行動から性別を推定しました。)
右端の♂が鳩胸を膨らませ、左隣の♀αにお辞儀を繰り返しています。(求愛誇示行動)
しかし♀αは♂を見向きもしないで、♂から離れようと電線上を少しずつ歩いています。
♂は首を曲げて自分で羽繕いしました。
これも♀αへのアピールなのかな?

脈が無いと悟った♂は諦めて電線から飛び立つと、少し離れた♀βのところへ移動しました。
ところが♂が節操無く次の♀に求愛する前に、嫌がる♀βは飛んで逃げてしまいました。
♂はしつこく♀βを追いかけて飛び立ったものの、思い直したように引き返し、細長いアンテナに止まりました。
空中ですれ違ったスズメに気を取られたのかもしれません。

電線には先程の♀αが未だ居残っています。
せっかく両手に花のミニ・ハーレム状態だったのに、なんとも求愛の下手糞なキジバト♂でした。
(そりゃ♀に振られるわなー。)



※ 逆光気味なので、動画編集時に彩度を上げました。
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。



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キジバト♀♂@電線+求愛誇示

クズの花で採餌するクマバチ♀



2019年8月下旬・午前10:53

河川敷に蔓延るクズの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
飛び立った直後に正面を向いた顔が黒かったので♀と判明。
後脚の花粉籠は空荷でした。

意外にもこの組み合わせは初見です。
次回はじっくり撮影してみたいところです。


クマバチ♀@クズ訪花採餌

2020/01/03

甲羅干しの場所が取れず泳いで探し回る巨大ミシシッピアカミミガメ



2019年8月下旬・午後午後13:40頃

これまで蓮池の岩場を占領していたカルガモ親子が居なくなり、再び亀が甲羅干しのために集まるようになりました。
カルガモ幼鳥が完全に独り立ち(親離れ)したのかな?

1匹の巨大なミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegans)が岩場の周囲で活発に泳ぎ回り、上陸を試みてはまた水中に戻るという謎の行動を繰り返していました。
警戒心が強いのか、あるいは半身浴が好きなのかと初めは思ったのですが、どうやら甲羅干しに適した岩が見つからなくて困っているようです。

ミシシッピアカミミガメの他には大小様々なクサガメMauremys reevesii)がそれぞれの岩に陣取っていました。
空いている岩は日陰で日光浴ができないか、あるいは大きなミシシッピアカミミガメにとって狭過ぎたり傾斜が急過ぎたりして上陸できないのでしょう。
このミシシッピアカミミガメは最も巨体なのに平和主義者のようで、他のクサガメを強引に押しのけたり割り込んだりしてお気に入りの岩場を強奪することはありませんでした。

小型のクサガメの中には大型の個体の甲羅にちゃっかり乗っている個体もいました。
一方で、ミシシッピアカミミガメは別の亀の背中に乗って日照権を奪うこともありませんでした。
甲羅干しに適した岩場は争わずに(陣取り合戦なしで)早い者順に埋まっていくのでしょうか。

ミシシッピアカミミガメは池の中を泳ぎ回る鯉の存在もちょっと迷惑そうです。(鯉に遠慮している印象)


池の畔にライブカメラを設置して亀の動向を生中継したり、早回し映像を作れたら面白そうです。


つづく→クサガメ♂の岩登り


ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸
ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸
ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸

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