2019/10/22

池に張り出した枝先で魚を待ち伏せするササゴイ(野鳥)



2019年7月中旬・午前5:15頃(日の出時刻は午前4:29)

岸から池に張り出した桜(ソメイヨシノ)の枝先に早朝からササゴイButorides striatus amurensis)が止まっていました。
池の水面をじっと見つめています。

ササゴイと言えば、疑似餌などの道具を使って漁をすることで有名です。
国松俊英、坂梨輝男『わたしのノンフィクション:魚釣りの名人ササゴイ』という本によると、

 ササゴイは、池につきだした木の枝にとまり、下を見おろしています。水面から1.5メートルくらいの高さです。そこで、水中の魚のようすをうかがっていました。魚の群れが近づいてくると、ササゴイは木の葉を一枚くわえました。そしてねらいをつけると、木の葉を水面に落としたのです。その瞬間、ササゴイは木からジャンプし、みごとに魚をとらえました。(p42より引用)



(ササゴイによる)ルアーフィッシングの方法には、大きく分けて三つのやり方があることがわかりました。
(1)池の岩や、岸の岩から首をいっぱいにのばし、水面にそっと餌(疑似餌)をおく。ゆっくりと水の流れにのってただよう餌を見ながら待っている。魚が餌に近づくと、矢のようにくちばしをつきだすか、または水中にとびこみ、魚をつかまえる。
(2)おなじような岩から魚の動きをうかがって、餌を飛ばす。飛ばす距離は1メートルくらい。落ちた餌にあつまった魚を、すばやくとらえる。
(3)岸や小島から池にはりだした木の枝にとまり、水中の魚の動きを見る。魚が近づくと、餌を水面に落とし、とびついた魚をダイビングしてつかまえる。 (p43より引用)

本に書いてあったのとまさに同じ状況で水中の魚を真剣に狙っているので、対岸から長撮りしてみました。
しかし、飛び込み漁の瞬間は見れませんでした。
どうやら当地の個体群は残念ながら疑似餌漁を編み出していないようで、愚直に魚を狙っているだけです。
ササゴイが止まった桜の枝には葉が付いていないため、魚をおびき寄せる疑似餌の材料がササゴイの近くにありません。

ときどき小魚やコイ(鯉;Cyprinus carpio)が池の水面で跳ねています。
その水音に反応して、ササゴイが枝上で向きを変えました。

ササゴイは何度か水面に首を素早く伸ばしたものの、結局ためらって池に飛び込みませんでした。
もっと水面近くの枝先に移動した方が良さげですけど、おそらく細い枝先では体重を支え切れなくなるのでしょう。

ササゴイを嘲笑うかのように、嘴が届かない射程外の水面で小魚が何度も跳ねました。
2匹の鯉が池の中を悠然と泳ぎ、ササゴイの背後を通過しました。
ひょっとすると、水中の魚には天敵ササゴイの姿が見えていて、回避行動したのかな?


私は撮影を諦めてしまいましたが、忍耐強くササゴイにつきあったら漁の成功を見れたでしょうか?

もしかすると、この桜の木はササゴイのねぐらで、夜明けとともに下の枝に降りてきただけかもしれません。


ササゴイb(野鳥)@池畔:桜枝先+魚待ち伏せ
ササゴイb(野鳥)@池畔:桜枝先+魚待ち伏せ

トウネズミモチの花で採餌するオオハキリバチ♀



2019年7月上旬

トウネズミモチの生垣でオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が訪花していました。

腹面のスコパに黄色い花粉を付けています。
吸蜜しながら脚を擦り合わせて、体に付着した花粉をスコパに移していました。
顔色が見えませんが、尖っている腹端とスコパの存在が♀の特徴です。



▼関連記事(3年前の撮影では雄蜂♂しか撮れていませんでした。)
トウネズミモチの花蜜を吸うオオハキリバチ♂




オオハキリバチ♀@トウネズミモチ訪花採餌

2019/10/21

線路沿いの枯れた藪で採食する晩秋のハシボソガラス(野鳥)



2018年11月下旬

鉄道の線路(単線)のすぐ横に1羽のハシボソガラスCorvus corone)が居ました。
もしかすると砂利を拾って線路に置き石の悪戯をするんじゃないかと思い、証拠映像を記録するために撮り始めました。
過去にそういう事例が報告されているのです。
私がじっと見られているので気まずくなったのか、カラスは線路の盛り土から横に飛び降りました。
枯葉や枯草を嘴で掻き分けて餌を探しています。
夏の間は一面の藪(クズやカナムグラなど)に覆われてカラスも立ち入れなかったのに、晩秋には藪がすっかり枯れていて、多少はスッキリしています。

カラスよ、置き石の容疑者扱いしてすまんかったな。



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