2019/01/23

ヨトウガ(蛾)の幼虫の寝相【10倍速映像】



ヨトウガ(蛾)幼虫の飼育記録#8



▼前回の記事
スイゼンジナの葉を食べ脱糞するヨトウガ(蛾)幼虫【10倍速映像】


2018年10月上旬・午前2:07〜2:21

ヨトウガMamestra brassicae)の幼虫(俗名ヨトウムシ:夜盗虫)は好き嫌いがほとんど無く何でも食べる広食性とのことで、面白がって色々な植物を与えています。
近所から適当に採ってきたツユクサ、イヌタデ、イワガラミの葉を試しに与えてみました。
特に、「蓼食う虫も好き好き」という映像が撮れるのではないか、と期待しました。

結果は、なぜか食草転換が上手く行きません。
ヨトウガ幼虫は全く口を付けてくれず、ワンダリング(探餌徘徊)や脱走を繰り返すばかりです。


飼育容器に閉じ込めるのは簡単ですけど、動画撮影のし易さを優先する私は、イモムシをなるべく開放状態で飼うようにしています。
脱走防止のために、食草を活けた花瓶を丸ごと、水を張った皿に入れて飼っていました。
ところが、少し目を離すと脱走しかけた幼虫が水面で溺れそうになっていたので、その度に救出しました。

食性が聞いていた話とまったく違うので、戸惑ってしまいました。(個体によって好き嫌いがあるの!?)
やがて食欲が無くなり、イヌタデの葉裏で動かなくなりました。
深夜なのに、夜行性の夜盗虫が摂食活動しないのは変です。
脱皮または蛹化前のみん状態なのかと思い直し、微速度撮影してみました。

10倍速の早回し映像で見ると、イヌタデ葉裏の主脈に沿って完全に静止しているかのように思えた幼虫も、ときどきピクピクと蠕動しています。
ところがしばらくすると、活動を再開したので、ただの休息だったようです。
うーむ、よく分からん。
広食性の害虫として悪名高いヨトウムシも食草転換するには少し時間がかかるのだろうか? 新しい種類の植物に応じて消化酵素や解毒酵素など体内の生理状態を切り替える必要があるのだろうか? などと妄想してしまいます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


つづく→#9:コスモスの花弁を食べるヨトウガ(蛾)幼虫


ヨトウガ(蛾)幼虫@イヌタデ葉裏+眠

2019/01/22

川の倒木に飛来したアオサギ(野鳥)



2018年10月上旬

私が河畔林の岸辺に迷彩ブラインドを張って身を潜めていたのは、倒木で休むカワウを間近でこっそり撮影したかったからです。

▼関連記事
川の倒木で羽根を乾かしながら脱糞するカワウ(野鳥)

ところが目当てのカワウはやって来ず、代わりにアオサギArdea cinerea jouyi)が川の上流から飛来しました。
倒木に止まったアオサギは、対岸の私に気付くと慌てたように上流へ飛び去りました。
ブラインド内に隠れて待ち伏せするという撮影スタイルに慣れていない私は、辛抱し切れずブラインドの外に出てしまい、アオサギと鉢合わせしたのです。

撮影中は全く気づかなかったのですが、右隣の別な倒木に亀が登って甲羅干ししていますね。(種名不詳)

飛び去ったアオサギは、橋の近くの川岸に生えたニセアカシア(別名ハリエンジュ)の灌木に止まりました。
アオサギの冠羽が風でなびいています。
風で揺れる梢でバランスを崩しかけたものの、翼を広げて立て直しました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。





アオサギ(野鳥)@川:倒木
亀@川:倒木(矢印↑)

アオサギ(野鳥)@河畔林:ニセアカシア樹冠

桑の葉で獲物を待ち伏せるコカマキリ



2018年9月上旬

細い農業用水路沿いの草むらでコカマキリStatilia maculata)が桑の葉に乗ってじっとしていました。

鎌を体の前に構え、ときどき顔だけキョロキョロと動かしています。
獲物を待ち伏せしているようですが、緑のヤマグワの葉の上で褐色のコカマキリは保護色になっていません。
したがって、ハナカマキリのような攻撃的擬態とは言えないでしょう。
せめて近くで咲いている花に潜んで訪花昆虫を待ち伏せた方が良い気がするのですけど、何か別の思惑があるのでしょうか?
(ただの日光浴?)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


コカマキリ:側面@クワ葉+獲物待ち伏せ
コカマキリ:背面@クワ葉+獲物待ち伏せ

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