高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#32
2017年6月中旬
いつものようにハシボソガラス(Corvus corone)の巣を微速度撮影で長時間監視していたら、育った雛が巣立ちを躊躇する興味深い行動が記録されていました。
前回の記事で紹介した10倍速映像から該当部分を抜粋し、2.5倍速まで再生速度を落としてじっくり見てみましょう。
親鳥が給餌を済ませて巣から離れると、直後に雛の1羽が高く飛び上がって巣の右上の鉄骨に止まりました。
そこで元気に羽ばたき練習を披露。
かなり筋力がついたようですが、このまま鉄塔から飛び降りて巣立ちするのでしょうか?!
腕白な雛は傾斜のついた鉄骨をバランスを取りながら歩いて渡り、独りで遊んでいるようにも見えます。
私の予想に反して、親鳥は餌で釣って雛の巣立ちを促したりしませんでした。
親鳥が帰巣しても巣に残った3羽の雛に給餌するだけで、巣から離れた鉄骨で遊んでいる一羽の腕白な雛のことはあまり気にしていないように見えます。
もちろん、もし雛が下界に飛び降りたら親鳥もすぐに追いかけて、茂みなど安全な場所まで雛を誘導するはずです。
高所の冒険をハラハラして見ている私の心配をよそに、腕白な雛は巣の真上の鉄骨からピョンと飛び降りて、ようやく巣に戻りました。
無事で一安心。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#33:巣立ちが遅れた最後のハシボソガラス雛が独りで羽ばたき練習(野鳥)
↑【おまけの映像】
同じ素材をほぼリアルタイムまで再生速度を落としてみました(1.25倍速映像)。
カラスの動きにもっと残像が出て、不自然な映像になってしまいます。
微速度撮影はフレームを間引きして記録しているので、完璧に復元できないのは仕方がありません。
2016年10月上旬
農道沿いに咲いたオオハンゴンソウの小群落でシロオビノメイガ(Spoladea recurvalis)という蛾が訪花していました。
触角を常に動かし、少しずつ移動しながら吸蜜しています。
前回撮ったのは夕刻でしたが、明るい昼間も吸蜜しに来るようです。(昼行性)
この花は蜂蜜草と言われるだけあって蜜量がよほど多いようで、なかなか飛び立たず一心不乱に吸蜜しています。
▼前回の記事
夕暮れにハチミツソウの花蜜を吸うシロオビノメイガ(蛾)
今回は花弁もしっかり残っていて、ハチミツソウと分かりやすい花です。
【追記】
この植物はハチミツソウではなくてオオハンゴンソウですね。
遅ればせながら訂正しておきます。
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| これは同じ日に撮った別個体 |
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#31
2017年6月中旬・午後15:11〜16:17
ハシボソガラス(Corvus corone)親鳥♀♂が共稼ぎで巣に通って4羽の雛に給餌する様子を微速度撮影で長時間記録してみました。
10倍速の映像をご覧ください。
微速度撮影した66分間の間に親鳥♀♂は計12回も給餌しました。
さて、雛のいつもと違う行動に何かお気づきになられましたでしょうか?(@0:31〜1:15)
詳しくは次回。
再生時間 行動
0:22 帰巣
0:30 出巣
0:31 出巣 親鳥ではなく、幼鳥γが少しずつ巣から離れ冒険
1:00 帰巣
1:02 出巣 その間に幼鳥γが巣の上の鉄骨に移動
1:15 γ@帰巣 上の鉄骨から巣に飛び降りた。無事で何より
1:19 帰巣
1:25 帰巣
2:16 帰巣
2:22 出巣 鉄塔の奥の高圧線(最上段)に止まり直し監視
2:26 帰巣 もう1羽の親鳥が帰巣、雛給餌
2:30 出巣
2:33 高圧線から飛び立った
3:38 帰巣
3:40 出巣
3:43 帰巣
3:46 出巣
4:01 帰巣
4:04 出巣
4:14 帰巣
4:18 出巣
5:01 帰巣
5:04 出巣
5:55 帰巣
5:57 出巣 巣の右の鉄骨に止まり直して監視。
6:09 飛び去った
6:12 帰巣
6:14 出巣
6:36 撮影終了
カメラを据え付けた三脚が強風で振動してしまいました。
いつものように動画編集時に手ブレ補正処理をしてみたら、副作用で鉄塔がグニャグニャと妙に歪んだりしてしまいました。
あまりにも酷いので、仕方なくオリジナルのままお見せします。
自動色調補正も施していません。
最近、YouTubeの手ブレ補正のアルゴリズムが変わった気がします。(質が落ちた改悪)
つづく→#32:巣立ちの近いハシボソガラス雛の冒険(その2)後編 【2.5倍速映像:野鳥】