2016/12/22

コガタスズメバチ♀2匹同時の扇風行動



2016年9月上旬・午前11:15頃・気温31℃・快晴


▼前回の記事
軒下の巣で扇風行動するコガタスズメバチ♀【HD動画&ハイスピード動画】

民家の軒下で西向きに作られたコガタスズメバチ(Vespa analis insularis)の巣を39日ぶりに観察。
出入りする蜂とは別に、2匹のワーカー♀が同時に扇風行動していました。
1匹が巣口のすぐ左横に位置して、頭部は巣口と逆を向いて扇風しています。
もう一匹が巣口から右下に離れた外皮上で扇風していました。
てっきり巣口から中に送風しないと意味はないと思っていたので、少し驚きました。
外皮を冷やせればどこで扇風しても構わないのですかね??

巣材を何層も重ねて断熱効果を高めるのが外皮の役割ですから、外皮の外からいくら扇風しても巣内の温度は下がらないと思うのですけど…。
あるいは軒下に篭った熱気を少しでも撹拌・換気するのが目的なのでしょうか。
サーモグラフィー・カメラでスズメバチの扇風行動を撮影してみたいのですが、高嶺の花です…。
酷暑のときは巣を水で濡らしてから扇風することで気化熱で巣を冷やすらしいのですが、私は未だ実際に見たことがありません。(北国ではなかなかそこまで気温が上がることがない?)

他にも見えているだけで4匹のワーカーが外皮をあちこちで増築しています。
巣材を咥えた個体が扇風中の♀に向かって羽ばたきながら外皮上をダッシュしては直前で立ち止まる、という謎の行動がときどき見られました。
逆に扇風役の♀が羽ばたきを一時止めて仲間に駆け寄り、警戒することもありました。
これは外敵と誤認した警戒行動なのでしょうか?(例えばオオスズメバチの襲来を警戒しているとか?)
それともアシナガバチの巣で見られるようなワーカー♀間の優位行動なのかな?
その間、門衛が巣口から外を見張っています。

引き続きハイスピード動画でも記録しようとしたら、残念ながら蜂は扇風行動を止めてしまいました。



2016/12/21

ウスムラサキイラガ(蛾)幼虫の脱皮【10倍速映像】



2016年9月上旬・午前9:14〜9:47

ウスムラサキイラガ(蛾)の飼育記録#2

▼前回の記事
ウスムラサキイラガ(蛾)幼虫が脱皮場所を探し歩き、落ち着くまで


2日後の朝、眠から目覚めたウスムラサキイラガ(Austrapoda hepatica)の幼虫が遂に脱皮を始めました。

幼虫の蠕動が目に見えて激しくなり、体の前から脱皮します。
体表のクチクラだけでなく、体内の細い気管も一緒に脱皮します。
最後に引きちぎった白くて細い紐状の物が気管の抜け殻です。
前進して古い皮から完全に抜け出るとすぐに方向転換し、白くて薄い抜け殻(脱皮殻)に向き直りました。
その場で激しい蠕動を続けています

これで無事に亜終齢の幼虫になりました。
体内寄生されているのかもしれないという不安は杞憂に終わりました。




【おまけの動画】
2016年9月上旬・午前5:36〜9:14

時間を少し遡ります。
眠状態のウスムラサキイラガ幼虫が脱皮直前にときどき蠕動運動する様子を微速度撮影で記録した10倍速の早回し映像です。
退屈と言えば退屈な動画かもしれませんけど、未来の誰かにとっては何か資料価値があるかもしれませんので、ブログ限定で公開しておきます。
マクロレンズで接写していると室内の微風でもミズナラの葉が揺れるので、文鎮で葉を固定しました。
撮影用の照明を早朝から当て続けながら愚直に録画していたので、もしかすると幼虫の日周リズムが狂ってしまったかもしれません。

つづく→#3:脱皮直後に抜け殻を食すウスムラサキイラガ(蛾)幼虫【60倍速映像】


脱皮直前:2日前より表面が白っぽく変化(脱皮の前兆)。左が幼虫の前方。

ナミハンミョウの狩り捕食



2016年9月上旬


▼前回の記事
ナミハンミョウの道教え【HD動画&ハイスピード動画】

舗装された峠道を走り回るナミハンミョウ(Cicindela japonica)に注目していると、運良く狩りの瞬間を撮影することができました。
活動中のハンミョウは恐ろしげな鋭い大顎を常に開閉しています。
本で読んだ知識によるとハンミョウはアリを狩るらしいのですが、路上でクロアリと遭遇しても無視しています。


その代わりに、路上で蠢いている白っぽい(桃色?)微小の幼虫を繰り返し捕食しました。
獲物を見つけるとがっついて地面に牙を突き立てています。
ただし目の前で獲物が動いているのに見逃して捕食しないこともありました。
木漏れ日がチラチラして路面が非常に見えにくい上に、ハンミョウの背面を見下ろすアングルではちょっと分かり難いですね。
立ち止まって大顎を開閉していた斑猫が、なぜか食べかけの幼虫を吐き出して捨てるシーンも撮れました!(@3:38)
味が気に入らなかった、あるいは有毒の幼虫だったのでしょうか。

(意図的に吐き出したのか、それともうっかり口から落としてしまったのか、不明です。)

獲物の正体を明らかにするために、謎の幼虫をマクロレンズで接写すべきでしたね。
後でやろうと思いつつ、道教え行動の撮影の方に夢中になってしまい、ハンミョウを追い回していたらすっかり忘れてしまいました…。
白っぽい糸屑のような微小の幼虫でした。

2匹のハンミョウが遭遇したら何が起こるのかと期待して見守ったのですが、互いに無関心で別行動をとっていました。


※ 動画編集時にいつものように手ブレ補正しようとしたら、風で揺れる枝葉の影で不自然な映像になる(副作用)ので、今回は止めました。



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