2016/09/27

イワガラミの花で採餌するオオマルハナバチ♀の振動集粉♪



2016年7月上旬

峠道の法面補強で土留めしたコンクリート壁面にイワガラミの蔓が上の斜面から垂れ下がっています。
そこへオオマルハナバチBombus hypocrita)のワーカー♀が何匹も訪花していました。
ニホンミツバチ♀と一緒に忙しなく飛び回り、採餌しています。

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イワガラミの花で採餌するニホンミツバチ♀

体中の毛が白い花粉で汚れていて、後脚の花粉籠に白い花粉団子を付けています。
ミツバチの羽音なども混じって聞き取りにくいのですが、オオマルハナバチ♀が羽ばたきを止めて花の上を歩きまわっている間も羽音のような甲高い音が続いているのは振動集粉と呼ばれる採餌行動だと思います。
胸部の飛翔筋をアイドリング中も高速で動かしてその振動で雄しべから花粉を落としているのです。


振動集粉は一般に下向きに咲く花で行われることが多く、花粉の入った葯に止まって体を小刻みに振動させて落ちた花粉を体毛で受け止めて集める方法です。(中略)ミツバチではこのような受粉はできない。(『日本産マルハナバチ図鑑』p167より)

複数個体を撮影。



2016/09/26

トゲカメムシの排泄



2016年7月上旬


▼前回の記事
クマイチゴの果実を吸汁するトゲカメムシ

峠道に沿って生い茂ったクマイチゴの群落で2匹のトゲカメムシCarbula humerigera)が果実を吸汁していました。
その様子を接写していると、左側の個体が不意に腹端から透明な液体をポタポタと排泄しました。
カメムシ類は植物から液体を摂取するだけですから、脱糞と言っても汚い感じはしません。
そのまま赤く熟した実に移動すると、口針を突き立てて吸汁を開始。
この間、右側の個体は未熟な緑の果実で吸汁を続けています。





ハルジオンの花蜜を吸うモンキチョウ♂



2016年7月上旬

田んぼの畦道に咲いたハルジオンの群落でモンキチョウ♂(Colias erate)が訪花していました。
翅をしっかり閉じて吸蜜しています。
意外にも、この組み合わせはブログ(こんちゅーぶ!)初登場になります。



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