2015年8月中旬
山間部の峠道でカマドウマの仲間(種名不詳)の死骸をヒメギスが食べていました。
いそいそと近づいたらヒメギスは逃げてしまいました。(撮り損ね)
車に轢かれたロードキルのようですが、死骸の横にハリガネムシが干からびて死んでいました。
本で読んだり噂ではかねがね聞いていましたが、憧れのハリガネムシを実際に見るのはこれが初めてでした。
これほど長いハリガネムシがカマドウマの体内に寄生していたとは驚きです。
寄主のカマドウマは産卵管がある♀でした。
カマドウマ死骸のほとんどは、ヒメギスなど屍肉掃除屋(scavenger)に食い荒らされていました。
※ 今日は珍しく動画ネタはお休みで、写真のみです。
【参考リンク】
・カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫る
・森と川をつなぐ細い糸:寄生者による宿主操作が生態系間相互作用を駆動する
2015/11/11
釘穴を物色するオオフタオビドロバチ♀
2015年8月中旬
オオフタオビドロバチ♀(Anterhynchium flavomarginatum)が物置小屋に打ち付けられた角柱の釘穴を物色していました。
借坑性の蜂ですから、営巣地を探索していたのでしょう。
2015/11/10
網にかかって暴れる蛾を仕留めて捕食するトリノフンダマシ♀【蜘蛛:暗視映像】
2015年8月下旬・深夜2:26〜3:03
トリノフンダマシ♀の定点観察#8
いつの間にかトリノフンダマシ♀(Cyrtarachne bufo)がまた隠れ家を離れていました。
水平円網の中央付近にかかって暴れている蛾e(種名不明)が逃げられる前に処置するため現場に急行したようです。
蛾がいくら激しく羽ばたいても、強力な粘着糸から逃れられません。
駆けつけたクモが獲物の胸部付近に噛み付いて毒液を注入しました。
しかし意外とクモ毒に即効性はないようで、蛾の脚がしばらく動いています。
クモは一旦獲物から離れ、毒が回るのを待っているようです。
糸を弾いて獲物の動静を探っています。
再び獲物に噛み付きました。
次に、仕留めた獲物を網から外す作業にクモは手こずっています。
獲物が網にかかると際に粘着糸の一端が切れるはずですが、たまたま今回は切れなかったようです。(甑付近だから?)
獲物が網にかかっても粘着糸が切れないと、回収にかなり手間取ってしまうようです。
うっかり手足が滑らせたクモが宙吊りになっても、蛾は網から剥がれません。
クモが悪戦苦闘している手前には別の蛾f(シャクガ科)も網にかかって切れた粘着糸に宙吊りになっていることに気づきました。(@4:42)
こちらの獲物fは擬死状態です。
蛾fの写真を見直しても翅裏しか見えないので難しいのですが、ユウマダラエダシャク(またはその仲間)かもしれません。
ユウマダラエダシャクは後翅前縁基部付近に出っ張りがありますが、写真の個体は出っ張っていないように見えるので同属の別種ではないでしょうか。この属の触角は♂は微毛を生じる鋸歯状、♀は微毛状らしいので触角をちゃんと見れば雌雄の区別ができると思います。という訳で、Abraxas sp.♀としておきます。
| 触角の拡大写真 |
赤外線投光機のバッテリーが消耗したせいでピントが合わせにくく、肝心の梱包ラッピング作業がピンぼけになってしまいました。
クモはようやく周囲の糸を噛み切って獲物を網から外すと、歩脚の先から糸で吊り下げました。(@7:23)
左にスルスルと綱渡りして隠れ家に持ち帰ります。
ヤマグワの幼木に達すると真っ先に食べ残し(蛾d)を確認し、これに糸を巻きつけてラッピングし直しました。
新たに運んできた獲物(蛾e)は隠れ家に近い枠糸の途中に固定しました。
右にパンすると、網に放置された蛾fが糸で吊り下げられたまま相変わらず死んだふりをしています。
クモは隠れ家に体を固定すると、食べかけを手繰り寄せて捕食を再開。
こうした食事の手順(ルーチン)はこれまでと全く同じです。
つづく→#9:網が壊れたトリノフンダマシ♀の狼狽【蜘蛛:暗視映像】
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