2014/05/15

シロトゲエダシャク♀(冬尺蛾)を見つけた!



2014年4月中旬・気温22℃

里山の尾根道に立てられた道標の天辺に無翅の冬尺蛾♀が止まっていました。
体表の模様が苔むした樹皮みたいで、もしこんな人工物ではなく自然の木の幹に止まっていたら優れた保護色になっていただろうと思わせます。
太った腹部の内部には卵が詰まっていそうです。
目を凝らしてみると、完全な無翅ではなく肩の辺りに短翅があります。
顔を接写しても口吻はありません。
腹端に毛束はありません。
体長14.5mm。

調べてみると、シロトゲエダシャク♀(Phigalia verecundaria)と判明。
♀は嬉しい初見です♪
同じ日に少し離れた場所で♂を見ています。

▼関連記事▼
飛べ!シロトゲエダシャク♂【冬尺蛾:ハイスピード動画&HD動画】

短翅の下に触角をたくし込んでいるので、寝ているようです。(覚醒すると触角を外に出します。)
その場で触角と脚だけを少し動かしました。
日当たりが良すぎるせいで、冬尺蛾にとっては暑すぎるのかもしれません。
夜中になるのを待って、性フェロモンを放出して♂を呼び寄せ交尾するはずです。

撮影後、生きたまま採集して持ち帰りました。

▼つづく▼
室内板壁で休むシロトゲエダシャク♀(冬尺蛾)



2014/05/14

巣材を持ち帰らないスズメ(野鳥)



2014年4月下旬

平地の住宅地で民家の屋根に止まっていたスズメ(Passer montanus)の一羽が嘴に枯草を咥えていました。
時期的に巣材を集めているのでしょう。
屋根から飛び降りたスズメが、壁に打ち付けられた板の天辺に止まり直しました。
巣材を咥えたまま辺りをキョロキョロ見回しています。
帰巣シーンを見届けたかったのですけど、いつまでも板壁に居座るスズメは、2回に分けて巣材を落としました。
うっかり落としたというよりも、巣材を意図的に捨てた印象を受けました。
巣の位置を私に知られたくないのでしょうか。

その後、スズメは嘴を軽くパクパクさせてから、大きな欠伸を一つしました。(@2:05)

スズメもあくびをする。が、一瞬なので見過ごすことが多い。(『スズメの少子化、カラスのいじめ:身近な鳥の不思議な世界』p34より)

【追記】 
『スズメ百態面白帳』p58によると、
巣材運びは、巣の在処を気取られないように大変慎重である。人に見られていることに気づくと、巣材をくわえていてもなかなか巣のある場所に入って行かず、巣材をくわえたままその場でじっと石のようになってしまったり、あるいはとんでもない方向に一時的に飛び去ったりしてフェイントをかけ、しばらくしてから帰って来たりする。


飛べ!シロトゲエダシャク♂【冬尺蛾:ハイスピード動画&HD動画】



2014年4月中旬

里山の某建物の外壁に止まっていた蛾です。
調べてみると、シロトゲエダシャク♂(Phigalia verecundaria)という冬尺蛾のようです。

指で軽く触れると驚いて羽ばたき、壁を少し登りました。
広げた翅が横風に煽られます。
もう一度触れると飛びました。
飛翔力は弱く、ほぼ真下に落下すると地面の枯れ葉に止まりました。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。

途中から魚露目レンズに切り替えて練習してみたのですけど、あまり上手くいきませんでした…。

この日は山道を更に進むと同種の♀にも出会えました。
つづく


魚露目で撮った写真

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