2014/05/05

樹上でさえずる♪ホオジロ♂(野鳥)と声紋解析



2014年4月上旬

平地で道端の潅木に止まったホオジロ♂(Emberiza cioides)が縄張り宣言で鳴いています。
胸を膨らませ、喉を上げて高らかに囀ります。


上田啓介『鳥のなわばりを描く』によると、

ホオジロなどでは、♂は一度なわばりを確立すると、数年にわたって(おそらくその個体の生涯)なわばりを維持することが知られています。 (『動物たちの気になる行動〈2〉恋愛・コミュニケーション篇』p20より引用)


今回はカメラの内蔵マイクではなく、最近買った外付けのステレオ・マイクを接続して録音しました。
確かに音質やステレオの臨場感は向上しましたけど、せっかく動画を撮ってもマイクの電源を入れ忘れるという痛恨のミスを犯しがちです。
自戒を込めて失敗例をブログ限定で公開します↓。
ホオジロ♂がカメラを向いて鳴いてくれて映像としてはこちらが優れているのに、まさかの無音でした…。
ミスに気づき慌てて引き返して撮り直したのが上の映像です(Take2)。

外付けマイクを使うもう一つの利点として、動画を撮りながらズームするときに拾うノイズが軽減しました。






ホオジロ♂のさえずりを声紋解析してみる

オリジナルのMTS動画ファイルから音声をWAVファイルにデコードしてから、鳴いている部分を切り出してスペクトログラムを描いてみました。
風切り音のノイズのせいで、あまりきれいな声紋は得られませんでした。

私が真似事で解析した声紋には16,000Hz以上の高音域(非可聴域)が不自然にカットされている点がいつも気になっていました。
外付けマイクに変えても同じ症状でした。
従ってこれはマイクの性能によるものではなく、動画として録音する際の不可逆圧縮(ac3コーデック)による副作用(カメラの仕様)であることがはっきりしました。
動画の音声を無圧縮PCM(あるいは可逆圧縮形式)で録音するオプションがあれば良いのですけど、私のカメラにはありません。
そんなマニアックな需要は無いのですかね?
これから本格的に声紋解析をやろうと思ったら、仕方がないので無圧縮PCMで録音するサウンドレコーダーを別途購入して、外付けマイクに接続する必要がありそうです…。



ムシヒキアブの一種の交尾



2013年9月中旬

里山の林道(砂利道)でムシヒキアブ科の一種と思しき虻が交尾していました。
シオヤアブの交尾とは異なり、♂が♀の背中にマウントしながら交尾器を結合しています。

同定用に採集したり高画質の写真を撮ったりする間もなく、連結したまま飛んで逃げられました。
アリがちょっかいを出したせいです。(お邪魔虫め…。)



2014/05/04

ヒラタグモ幼体(蜘蛛)はプラスチック容器を登れない



2014年4月上旬・室温19℃

夕方に室内で徘徊する全く見慣れないクモを捕獲しました。
体長は5mm。
図鑑で調べてみると、ヒラタグモ(Uroctea compactilis)の幼体のようです。

とりあえずプラスチック容器(苺のパック容器)に入れてみると、容器の隅で壁面をよじ登ろうとするも、つるつる滑って全く登れません。
これは3爪類(造網性クモ)の特徴です。
容器内で仰向けに転ぶと自力では起き上がれません。
やがて疲れたのかクモは動かなくなりました(休息)。

ヒラタグモと言えば特徴的な形状(「壁銭」)の住居網に潜んで獲物を待ち伏せしている※印象ですが、網から離れて徘徊しているのを初めて見ました。
どこか室内で越冬していたのでしょうか。



※ かなり昔に室内で撮ったヒラタグモ幼体の網の写真を貼っておきます。


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