2013/03/24

水溜まりの水を飲むドバトの群れ【冬の野鳥】



2013年2月中旬

ドバト(=カワラバトColumba livia)の群れが歩いて道を渡って来ます。
石畳に溜まった雪解け水をつつく鳩がいました。
水溜まりに嘴を浸して、ゴクゴクと水を飲んでいるのでしょうか。
嘴を水に浸すのは思ったよりも短時間だけでした。

鳩が他の鳥とは異なる独特の方法で水を飲むというのは本で読んだ知識しかなかったのですが、実際に観察したのは初めてです。


【追記】
『日本動物大百科4鳥類Ⅱ』p20によると、ハト科の鳥類は
くちばしを鼻孔まで水中に入れ、頭を上げずに水を飲む。


イラガ(蛾)の羽化

4月上旬にサイカチの枝先からイラガMonema flavescens)の繭を採集しました。
採集時に壊してしまった繭から前蛹を救出し、プラスチック容器内で室内飼育してきました。

これまでの経緯。
1)繭から出したイラガ前蛹(蛾)の激しい徘徊運動【微速度撮影】
2)イラガ(蛾)の蛹が尻尾を回す運動

2012年6月中旬・室温25℃

待ちかねた成虫がようやく羽化してきました。
5月下旬に前蛹が蛹化してから27日後でした。
虫の知らせか、羽化当日の朝に蛹の色の変化を写真に記録していました。
このとき、蛹を転がしても蠕動運動が見られないことに気づきました。

羽化当日の蛹:側面

羽化当日の蛹:腹面

羽化当日の蛹:背面



晩に飼育容器から蛹が割れる音が聞こえました。
慌てて調べてみると羽化が始まっていました。
蛹から抜け出た成虫が翅を伸ばせる安全な場所を探して容器内を走り回っています。
足場として鉛筆を差し入れしてやりました。
翅伸展が始まると進行が早く、あっという間に終了してしまいました。
イラガは伸びた翅を一度立てて乾かしてから戻し、お馴染みの三角屋根の姿勢になりました。

どんな感じか分かったので、飼育に再チャレンジして羽化の過程をじっくり微速度撮影してみたいものです。






成虫標本@方眼紙

羽化殻:側面@方眼紙

羽化殻:側面@方眼紙

羽化殻:腹面@方眼紙

ウルシの実を食すヒヨドリ【冬の野鳥:ハイスピード動画】



2013年2月下旬

川岸でヒヨドリHypsipetes amaurotis)が潅木の枝に止まっていました。
飛び立ちをハイスピード動画に撮るつもりで対岸からテレコンで狙っていたら、ヒヨドリが採食行動を始めました。
霜枯れしたウルシ(またはその仲間)の果実を啄んでいます。
鳥の体重でしなる枝に掴まると頭を思いっ切り下に下げ、脚でぶら下がるアクロバチックな姿勢で採食しました。
バランスを崩しそうになっても羽ばたいて姿勢を立て直します。
ときどき尾羽根を広げています。

カメラを高画質のHD動画に切り替えようとした矢先に飛び去ってしまいました…。



ランダムに記事を読む

  • アブラゼミの木登り20/01/2011 - 0 Comments
  • ミズキの根元で夜に虫を捕食するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】25/04/2024 - 0 Comments
  • コガネグモダマシ♀の造網(横糸張り:4倍速映像)11/01/2011 - 0 Comments
  • 川岸で水浴するセグロセキレイ♂(野鳥)04/08/2019 - 0 Comments
  • カメノコテントウの起き上がり運動02/04/2011 - 0 Comments