採集時に壊してしまった繭から前蛹を救出し、プラスチック容器内で室内飼育してきました。
これまでの経緯。
1)繭から出したイラガ前蛹(蛾)の激しい徘徊運動【微速度撮影】
2)イラガ(蛾)の蛹が尻尾を回す運動
2012年6月中旬・室温25℃
待ちかねた成虫がようやく羽化してきました。
5月下旬に前蛹が蛹化してから27日後でした。
虫の知らせか、羽化当日の朝に蛹の色の変化を写真に記録していました。
このとき、蛹を転がしても蠕動運動が見られないことに気づきました。
羽化当日の蛹:側面 |
羽化当日の蛹:腹面 |
羽化当日の蛹:背面 |
晩に飼育容器から蛹が割れる音が聞こえました。
慌てて調べてみると羽化が始まっていました。
蛹から抜け出た成虫が翅を伸ばせる安全な場所を探して容器内を走り回っています。
足場として鉛筆を差し入れしてやりました。
翅伸展が始まると進行が早く、あっという間に終了してしまいました。
イラガは伸びた翅を一度立てて乾かしてから戻し、お馴染みの三角屋根の姿勢になりました。
どんな感じか分かったので、飼育に再チャレンジして羽化の過程をじっくり微速度撮影してみたいものです。
成虫標本@方眼紙 |
羽化殻:側面@方眼紙 |
羽化殻:側面@方眼紙 |
羽化殻:腹面@方眼紙 |
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