2013/03/19

河畔林の雪原を歩くニホンカモシカ(右角欠損、左耳裂け)



2013年2月下旬

谷川の河畔林で野生ニホンカモシカ(Capricornis crispus)に遭遇しました。
いつも出会うのは険しい斜面や山道ばかりなので、こんな平地でカモシカに出会えるなんて全くの予想外でした。

顔をよく見ると、右の角が根本から欠けており、左の耳は裂けています。
過去に激しい闘争があったことを物語っているようです。
初めて見る個体ですけど、これほど特徴があれば、次回から個体識別に迷うことはなさそうです。
右の脇腹の毛皮に黒い斑点が一つあります。
こういうのは冬毛から夏毛に抜け替わっても(季節を通して)安定した形質なのでしょうか?

平地ならば雪面の足跡を辿ってどこまでも追跡できます。
長時間の連続観察・撮影に成功しました。
まずは深雪の林床を歩いて移動する映像をまとめてみました。

つづく→採食行動

※ 背景情報に乏しい雪原でカモシカにズームで寄ると、デジタル手ブレ補正の副作用で若干歪んだり不自然な映像になってしまいます。
動画編集時にそこだけデジタルズームを最小限に設定してもこんな感じです。
もう少し引きの絵で撮るようにすれば良いのですけど、私の癖でどうしても寄りたくなります。



【追記】
宮崎学『森の写真動物記〈7〉草食獣』p16によると、
よく注意してみると、右の角が途中から折れていたり、左の角が欠けている個体がいることに気づきました。カモシカの角は生え変わらないので、一度折れたら一生そのままです。また、体が大きいのに両耳が折れていたり、両角ともりっぱなのに、耳がさけている個体もいました。






センチコガネとムネアカオオアリの徒競走



2012年7月下旬

路上を横断するセンチコガネ(Geotrupes laevistriatus)を発見。
競争するかのように後からついて来たムネアカオオアリ(Camponotus obscuripes)にお尻を突つかれています。
センチコガネは立ち止まり、翅を半開きに動かし始めました。
飛び立つか、という期待は外れました。
身繕いの一種なのかな?
すぐに歩行を再開。
競争ではアリが勝ちましたが、獲物としてセンチコガネを襲うことはありませんでした。





2013/03/18

電柱を登り電線から跳び移るニホンザル



2013年2月下旬

野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが里に下りて来ました。
道端の電柱を支える斜めの電柱に子猿がしがみ付いています。
背後から来た成獣が子猿を跨いで追い越し、先に電柱を登り始めました。
よく見ると黒い首輪を付けています。
もし顔馴染みの個体ならば♀ということになります。
(私の観察しているフィールドで何頭の猿が首輪を付けているのか未だ分からないのです。)

関連記事→「子猿に授乳・毛繕いする首輪付きのニホンザル♀」
首輪猿は斜めの電柱をするすると登り切り、天辺に座りました。
下にいた子猿は頑張って途中まで登るも、滑り易いのかしがみ付いたまま身動きがとれなくなりました。
登るのを諦めた子猿は、お尻からツツーっと滑り降りました。

首輪♀は電柱の天辺で辺りを見渡しています。
やがて電線を伝い歩き始めました。
揺れる電線の上で綱渡りのように危なっかしくバランスを保っています。
驚いたことに、電線から隣の民家の屋根に跳び移りました!
感電するんじゃないかとヒヤヒヤして見ていました。
野生ニホンザルの高い身体能力にはいつも驚かされます。

屋根には更に別個体の猿も少なくとも2頭居ます。
映像の最後で屋根の上を歩いた個体は首輪猿ではありません。

※ 気づかずにマクロモードの状態のまま撮影してしまったようで、残念ながら奥ピンの映像になってしまいました。


ランダムに記事を読む