2013/03/13

メジロの古巣を見つけた【野鳥】2013年


2013年2月上旬

山裾にある公園の隅で野鳥の古巣を見つけました。
潅木の上の方の枝の三叉になった部分(目測で高さ〜4m)に作られていました。
周囲の環境はアカマツと雑木林の疎林で、近くに沢も流れています。
雪深い冬季は閉鎖されている公園ですが、それ以外の季節は家族連れで結構賑わっています。
そんな場所で警戒心の強い野鳥が巣作りしていたとは意外です。
葉が茂っていれば意外に気づかれないのでしょう。

木によじ登って枝ごと古巣を採集しました。
巣の形状は高さ(深さ)6cm、長径8cm、短径6.5cmの楕円形。
巣材は枯れ草と苔で作られています。
枯れ草を枝に固定するのに白いビニール紐とクモの巣の糸が使われています。
産座の底がスカスカに抜けている点が気になりました。
使用済みの巣が風化(崩壊)しつつあるのか、未完成の作品なのか不明です。
せっかくなので記念に標本として保存します。

枝先に僅かに残った枯葉と翼果から、樹種がカエデの仲間と判明しました。
枝に赤い冬芽も付いています。
春になったら再訪して、葉の形状から更にしっかり樹種を突き止めたいと思います。※1

※1 イロハモミジと判明。

巣の形状、巣材、営巣環境などを元に「日本鳥の巣図鑑」サイトのデータベースを検索してみると、候補としてメジロとサンコウチョウがヒットしました。

同じ里山の雑木林で一度だけサンコウチョウ♂が鳴いている姿を目にしています。

しかし、こんな人気(ひとけ)のある開けた場所の低木でサンコウチョウが営巣するのは考えにくいと思います。
サンコウチョウの巣は底が尖ったカップ状らしい。
コケ類や枯葉をクモの糸で綴り合わせて作る。(『日本動物大百科4鳥類Ⅱ』p123より)
消去法でおそらくメジロ(Zosterops japonicus)の古巣だろうという結論に達しました。
確かに近くの雑木林で以前、巣材の苔を集めるメジロの姿を観察しています。

動画ネタではありませんが、忘れないうちに書き残しておきます。
色んなアングルで写真を沢山撮るよりも動画で記録する方が手軽だったかもしれません。



関連記事(8年後の撮影)▶ メジロの古巣を見つけた!(野鳥)2021年




全景

採寸

産座は底が抜けている


側面。白いクモの糸も使われている。



底が抜けた産座を下から見上げる

猿害対策の爆竹の効果



2013年1月下旬

雪深い里山で野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れを追って観察をしていると、麓の集落から続けざまに爆竹が鳴らされました。
連射の白煙が上がり、銃声のような発砲音がこだまします。
田畑は雪に埋もれていますが、おそらく畜舎の飼料目当てで群れの一部が里へ下りて来たのを追い払おうとしているようです。
鳥獣害対策の模擬銃を使用しているのかも知れません。

ところが遠くで爆竹を鳴らされても雪道に座った猿たちはさほど怯えた様子はありません。
慣れが生じているのかもしれません。
杉林に隠れているという安心感もあるのでしょう。
至近距離で鳴らせばそれなりの撃退効果があるようで、下から別の群れが足早に続々と登ってきました。
これが麓から追い払われてきた先発隊でしょうか。

後に集落近くの雪面を調べると、サルの足跡が縦横無尽に残っていました。
猿が農地に近づけないように知恵を絞らねばなりません。


※ この記事は一般論として爆竹を鳴らしても猿の群れに対してあまり効き目が無いということを主張するものではありません。
あくまでもニホンザルの群れと一緒に行動しながら撮った映像を元に、個人的な印象を述べているだけです。
そもそも「里に下りて悪さをしている猿の群れ」は私から死角になっていて観察できませんでした。
もしも麓の民家から爆竹を鳴らした人の目線で山に逃げていく猿の動画を撮っていれば、全く違う印象になるはずです。


【追記】
あんずゆき『モンキードッグの挑戦: 野生動物と人間の共存』によれば、

畑に現れたサルは、人が追い払っても、20mくらい向こうまで逃げたら、そこで止まって、様子をじっと見て、で、人が居なくなったら、また畑に戻って来るんですけどね。なんと、犬が追ったら山の向こうまで行っちゃうんですね。 (p50より引用)

アカツメクサに訪花するトラマルハナバチ♀



2012年6月中旬

トラマルハナバチのワーカー♀ですかね?
アカツメクサ(ムラサキツメクサ)に訪花していました。
後脚の花粉籠に花粉団子を付けています。



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