2012年8月下旬
山中の建物の外壁で、言葉では説明しにくいのですけど庇のように奥まった部分の下面にエントツドロバチの初期巣らしき泥巣を見つけました。
泥製の煙突状の入り口が下向きに覗いて見えます。
ところが近づいてみると、出入りしている蜂はオオフタオビドロバチ♀(Anterhynchium flavomarginatum)でした。
借坑性なのでエントツドロバチから泥巣を乗っ取ったのでしょうか?
関連記事→「オオフタオビドロバチがエントツドロバチの泥巣に不法侵入」
(お隣に増築しようとしているだけかもしれません。)
出巣した蜂が定位飛行のように飛び回ります。
その間、もう一匹の蜂が隣の泥巣上で油断なく見張っています。
どうやら集団営巣しているようです。
つづく→「オオフタオビドロバチの泥巣に寄生するヒメカツオブシムシ幼虫」
2012年12月下旬
雪山の雑木林で見つけた小型の啄木鳥、コゲラ(Dendrocopos kizuki)です。
軽快にピョンピョン跳ねるように木登りして、虫の潜んでいる所を探しています。
『科学のアルバム:キツツキの森』p34、47より
幹に大きな穴を掘って昆虫を取ることのできないコゲラは、朽ちかけた木の皮に小さな穴を開けたり、皮をめくったりして、餌を取ります。
2012年10月中旬
キタキチョウ(Eurema mandarina mandarina)が路傍の野菊(種名不詳)に訪花していました。
とても敏感であまり近づけません。
几帳面なのか必ず翅を立てた(閉じた)まま静止します。
花から飛び立つ瞬間を狙って220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
優雅に飛翔する最中に貴重な翅表も拝むことができました♪