2013/02/04

野生ニホンザル幼児が鉄扉を揺する誇示行動



2012年8月下旬

野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが橋のたもとで各々が寛いでいます。
一人で遊ぶ子猿が橋の鉄扉にぶら下がりながら激しく揺すり、ガタガタ音を鳴らしています。
何か力を誇示する威嚇行動(ディスプレイ)の萌芽でしょうか?
動物番組で野生のチンパンジー♂が群れのメンバーに対して似たような誇示行動をするのをよく見ます(権力闘争の一環)。

関連記事→「クリ樹上で威嚇誇示する野生ニホンザル
同一個体かどうか確認していませんが、この遊び?がよほど気に入ったようで同じ誇示行動を繰り返す子猿がいました。
周囲の猿たちはこの誇示行動に対して特に関心を示しておらず、家族団欒の微笑ましい光景が繰り広げられています。



ちなみに『ニホンザル観察事典』p22によれば、「木にのぼって、木をゆさゆさとゆらすのは、木ゆすり行動です。大きな音をたてて、自分の力強さをしめす行動です。」

最後は一人遊びに飽きたこの子猿が橋の手摺から反対側の手摺へ牛若丸のようにひらりと跳び移りました。
(ちなみに水路橋は幅100cmで手摺りの高さは80cm。)

子猿の身体能力は侮れません。


飛べ!アカタテハ秋型【ハイスピード動画】



2012年10月中旬

秋型のアカタテハVanessa indica)が山道に止まっていました。
翅を全開にして日光浴することが多いです。
飛び立つ瞬間を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。

飛んでも少し離れた路上にすぐ止まるので、繰り返し何度も撮影出来ました。


トゲアリの巣@サクラ幹



2012年11月中旬・気温21℃

トゲアリPolyrhachis lamellidens)のワーカー♀が徘徊していた桜の木をよく調べてみると、幹の地上60cmのところに集まっていました。
桜が分泌した樹液に集まっているのかと一瞬思いましたが、樹皮の割れ目の奥に営巣しているようです。
本種は樹上営巣性とのことですが、巣を見つけたのはこれが初めて。
晩秋で動きが鈍いのですけど、巣に出入りするアリの動きを見るため動画で15分間、記録監視してみました。
本当は微速度撮影の代わりに早回し映像を作成して公開するつもりが、なぜか上手くエンコード出来ませんでした。
カメラからPCのHDDに動画を転送した際にファイルが微妙に破損してしまったようです。

YouTubeにアップロードすると、10分過ぎのところで切れてしまっています。
という訳で、ただの退屈な映像になってしまいました。

「日本産アリ類画像データベース」の分布図を見て意外だったのは、記録上は山形県がトゲアリの分布の北限とされているようです。


【追記】
小松貴『絶滅危惧の地味な虫たち (ちくま新書)』によると、
トゲアリは環境省レッドリストの絶滅危惧II類に指定されているのだそうです。
 主な生息環境は平地の雑木林で、木の洞に巣を構えていることが多い。このアリは社会寄生性の種として知られており、新女王は自力でコロニーを立ち上げる能力がない。そこで、同じく日本産アリ類としては大型種であるクロオオアリなどの巣に侵入してそこの女王を殺し、自分がその巣の女王に成り代わる。(中略)クロオオアリは地中営巣性だがトゲアリは樹洞営巣性のため、乗っ取りに成功してある程度コロニーサイズが大きくなると、地中の巣を捨てて樹上へと引っ越すようである。(p206-207より引用)

下線部については知りませんでした。

いつか自分の目で乗っ取りの様子を観察してみたいものです。 



巣のあった桜の老木:全景

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