2012年5月下旬
川沿いの住宅地の電線に鳥が止まって騒いでいます。
2羽のハシボソガラス(Corvus corone)が一羽の水鳥に嫌がらせのモビング(偽攻撃)を行っているようです。
川を挟んでかなり遠くから望遠で撮っているため、鳴き声は聞き取れません。
苛められている水鳥はササゴイ(Butorides striatus)ですかね?(※)
2羽のハシボソガラスは代わる代わる電線から飛び立ち空からササゴイを威嚇するものの、接触を伴う直接的な攻撃は加えません。
ササゴイの隣の電線に止まった際も、カラスは足元の電線を嘴で突ついたりしています。
カラスが天敵の猛禽類に対してモビングを行うのは知っていましたが、一体なぜ無害でニッチの異なる水鳥に嫌がらせするのでしょうか?
営巣地の取り合い?ぐらいしか思いつきません。
それにしても、なんとも気の強いササゴイです。
カラスが繰り返し空襲・威嚇しても身をすくめて我慢するだけで踏みとどまり、電線から逃げようとしません。
長い冠羽が目立ちます。
さすがに鶏冠に来ている(怒っている)のかも。
ササゴイが首を伸ばして上を向いているのは少しでも体を大きく見せようと虚勢を張っているのかな?
それとも、いまさら擬態(カモフラージュ)のつもりなのだろうか?
たとえば同じサギ科のヨシゴイは
危険を感じると上を見上げて頸部を伸ばし、静止したり左右に揺れる。これにより下面の斑紋がヨシの草と見分けづらくなり、擬態すると考えられている。(wikipediaより)
ササゴイに反撃されて驚いた1羽のカラスが両足で電線を掴んだままひっくり返り、一瞬ぶら下がる体勢になってしまったのが可笑しいですね(@2:48)。
やがてカラスの方が根負けしたようで、1羽また1羽と電線から飛び去りました。
煩いカラスが居なくなると、電線に残ったササゴイは首をすくめた姿勢に戻りました。
ちなみに、記事のタイトルにある烏鷺の争い(うろのあらそい)とは囲碁の勝負のことです。
烏(カラス)は黒く、鷺(サギ)は白いところから、黒と白の碁石に例えたのだそうです。
※ この水鳥はササゴイ?
初めはアオサギの幼鳥、若鳥なのかな?と思いました。
この川でアオサギはよく目にします。
しかしアオサギにしては首が短いですし、アオサギなら黄色い嘴をもち、首の前面に青い筋の模様が入るはずです。
ゴイサギは冠羽が白いらしいので除外しました。
ササゴイは初見ですけど、消去法でササゴイ(Butorides striatus)なのかなと思いました。
【追記】
「日本野鳥の会 宮城県支部・やまがた画像掲示板」にて問い合わせたところ、まぐぴさんから以下の回答を頂きました。
ササゴイでいいと思います。
動画見せていただきました。
まず、ササゴイが電線に止まるのは滅多にないような気がします。
どっちも飛び去らないことから、もしかするとササゴイの巣が近くにあり、カラスの巣立ちヒナが近くにいる、それでどっちも引けないのかな?
以上、単なる推測でした。
スズバチ泥巣の飼育記録
2012年5月下旬・室温23.5℃
泥巣から脱出したばかりのスズバチ♀をプラスチック容器から出してやり、労をねぎらい給餌してみました。
本当は水で希釈すべきなのかもしれませんが、ハチミツの原液を白紙に一滴垂らして与えました。
触角で甘いハチミツに気づくとスズバチ♀は早速、吸蜜を始めました。
美味しそうに舐め続ける舌や口髭の動きを接写してみます。
ハチミツを舐めながら後脚を擦り合わせています。
未だ体中が泥だらけです。
撮影後は逃げないよう上から透明の苺パックを被せておきます。
しばらく後で様子を見ると、与えたハチミツの雫を舐め尽くしていました。
※ 水を入れたPETボトルのキャップも側に置いてやりました。
つづく→「羽化直後のドロバチヤドリニクバエが翅を伸ばす【微速度撮影case4】」
2012年5月下旬
里山の日当たりの良い尾根道で潅木の葉に一匹のゴマダラオトシブミ(Paroplapoderus pardalis)を発見。
ミズナラやカエデなどの低木の葉から葉へと忙しなく飛んで移動します。
隣の葉に移るのにもわざわざ飛んで行く元気者でした。
同一個体を追いかけて、飛び立つ様子をハイスピード動画(220 fps)に撮りました。
あまりにも落ち着きがないので、なんとなく♂が揺籃を作りに来る♀を探し求めている行動のような印象を受けたのですが、性別は定かではありません。
採集すれば良かったですね。
『オトシブミ・ハンドブック』p29によると、
ゴマダラオトシブミ♀の上翅前縁の肩部には斜め内側に突き出す突起があり、♂の前脛節端の鈎突起と対応した構造になっている。♂の前脚脛節は♀に比べて長い。