2012/06/19

羽化直後のドロバチヤドリニクバエが翅を伸ばす【微速度撮影case2-3】




スズバチ泥巣の飼育記録

2012年5月中旬・室温21℃

スズバチの泥巣に寄生していたドロバチヤドリニクバエの成虫が早朝にまた羽化してきました。
飼育の経緯を記した記事はこちら→「スズバチの泥巣に寄生したドロバチヤドリニクバエの羽化

泥巣の上に落ち着くと、しわくちゃの翅芽を伸ばし始めます。
「のびのびと羽を伸ばす」という慣用句を映像化した5倍速の早回しをご覧ください。
いざ伸び始めると前翅は一気に伸展します。

本来は寄主の泥巣からの脱出に使われる前頭嚢が風船のように激しく伸縮を繰り返しています。
ハエが、蛹から羽化する際に、嚢状の額嚢を出したり引っ込めたりして囲蛹殻を破って出てくるが、羽化して体が硬くなると額嚢は額嚢線という痕跡を残すのみになってしまう。(『ハエ学:多様な生活と謎を探る』第1章「ハエとはなにか」p3-4より)
平均棍を覆う白い覆弁(胸弁、鱗弁、膜弁)もやはりシワクチャの状態から徐々に伸びた…ような気がします。
身繕いのついでに伸びた翅を後脚で弾く行動が羽化直後に毎回必ず見られます。



2日後にまた新たに羽化して来ました。室温21℃
早朝から午前中に羽化する傾向があるようです。
今回は後ろ姿のアングル。
長撮りした映像を同じく5倍速に早回ししてあります。

前回の微速度撮影よりもうまく撮れるようになりました。
「習うより慣れろ」ですね。


(つづく→「スズバチ♀の羽化と泥巣からの脱出」

2012/06/18

アオサギの羽繕い【野鳥】



2012年5月上旬

湿地帯というか河畔林でアオサギArdea cinerea jouyiを発見。
珍しく地上(木の根元)に立って念入りに羽繕いしています。
やがてこちらを警戒するように、長い首を伸ばして辺りを見渡しています。
ようやく安心したようで、羽繕いを再開。

欲を出してこっそり近づこうとしたら、バサバサと飛び去ってしまいました。(映像なし)
うーん、野鳥が相手だと難しいのー。






2012/06/17

オオシモフリコメツキの跳ね起き運動【ハイスピード動画】




2012年5月中旬

(コメツキムシを)平らな場所で仰向けにしておくと、胸-腹の関節を曲げ、胸を地面にたたきつけて跳びはね、腹を下にした姿勢に戻ることができる。この時はっきりとパチンという音を立てる。(wikipediaより)


前日に採集した一匹のオオシモフリコメツキActenicerus orientalis(体長18mm)を使い、仰向け状態から跳ね起きる様子をハイスピード動画(220 fps)に撮ってみました。
ユニークな起き上がり法をスローモーションでお楽しみ下さい。
ハイスピード・モードにて音声が録音されない(無音)のはカメラの仕様です。
跳ね起きる際のパチンと言う音はHD動画で別撮りしました。
オオシモフリコメツキの跳ね起き機構と声紋解析♪【HD動画】

コメツキムシをただ単に仰向けに置いただけではピントを合わせる間もなく即座に跳び上がってしまいます。
仰向けで指で軽く紙にしばらく押し付けるようにして、跳ね起き運動を連続で何度もやらせ虫を疲れさせてから撮りました。
オオシモフリコメツキはしばらく擬死状態となり、息を吹きかけると復活します。
仰向け時は触角を腹面に沿わせています。
触角が動き始めるのが覚醒した徴のようです。
跳ね起きる寸前には脚も揃えて気をつけ姿勢になります。

どのくらい高く跳べるか、測定してみればよかったですね。
クルクルと宙を待って仰向け状態に落ちてしまった場合はもう一度跳び直します。
遠くにうまく落ちれば、そのまま歩いて逃げ出します。
撮影後にコメツキムシは窓から解放してやりました。




体長18mm

擬死@側面

擬死@腹面



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