2012/06/18
アオサギの羽繕い【野鳥】
2012年5月上旬
湿地帯というか河畔林でアオサギ(Ardea cinerea jouyi)を発見。
珍しく地上(木の根元)に立って念入りに羽繕いしています。
やがてこちらを警戒するように、長い首を伸ばして辺りを見渡しています。
ようやく安心したようで、羽繕いを再開。
欲を出してこっそり近づこうとしたら、バサバサと飛び去ってしまいました。(映像なし)
うーん、野鳥が相手だと難しいのー。
2012/06/17
オオシモフリコメツキの跳ね起き運動【ハイスピード動画】
2012年5月中旬
(コメツキムシを)平らな場所で仰向けにしておくと、胸-腹の関節を曲げ、胸を地面にたたきつけて跳びはね、腹を下にした姿勢に戻ることができる。この時はっきりとパチンという音を立てる。(wikipediaより)
前日に採集した一匹のオオシモフリコメツキ(Actenicerus orientalis)(体長18mm)を使い、仰向け状態から跳ね起きる様子をハイスピード動画(220 fps)に撮ってみました。
ユニークな起き上がり法をスローモーションでお楽しみ下さい。
ハイスピード・モードにて音声が録音されない(無音)のはカメラの仕様です。
跳ね起きる際のパチンと言う音はHD動画で別撮りしました。
「オオシモフリコメツキの跳ね起き機構と声紋解析♪【HD動画】」
コメツキムシをただ単に仰向けに置いただけではピントを合わせる間もなく即座に跳び上がってしまいます。
仰向けで指で軽く紙にしばらく押し付けるようにして、跳ね起き運動を連続で何度もやらせ虫を疲れさせてから撮りました。
オオシモフリコメツキはしばらく擬死状態となり、息を吹きかけると復活します。
仰向け時は触角を腹面に沿わせています。
触角が動き始めるのが覚醒した徴のようです。
跳ね起きる寸前には脚も揃えて気をつけ姿勢になります。
どのくらい高く跳べるか、測定してみればよかったですね。
クルクルと宙を待って仰向け状態に落ちてしまった場合はもう一度跳び直します。
遠くにうまく落ちれば、そのまま歩いて逃げ出します。
撮影後にコメツキムシは窓から解放してやりました。
顔 |
体長18mm |
擬死@側面 |
擬死@腹面 |
ツマキチョウの三角関係と配偶者ガード
2012年5月中旬
路傍のスミレにひらひらと訪花するツマキチョウ♂(Anthocharis scolymus)を撮ろうと悪戦苦闘していたら、同種の♂♀ペアがたまたま近くに飛来しました。
吸蜜していた♂もすぐに飛び立ち、三つ巴になって乱舞が始まりました。
すぐにペアが成立したらしく、♀を射止めたα♂は木の葉に止まり交尾を始めました。
あぶれたβ♂が未練がましく辺りを飛び回り、♀に繰り返しアタックするも時既に遅し。
まさにお邪魔虫ですね。
背後からβ♂が接近する度に葉上のツマキチョウは翅を広げて追い払います。
現場ではシロチョウ科♀に特有の交尾拒否行動かと思いました。
(交尾拒否の意思表示として腹端を持ち上げているかどうか見ようと、撮りながら必死にアングル移動しています。)
ところが映像を見直すと、葉上で(交尾しながら)翅を広げた個体も黄色い翅先(ツマキチョウ)が透けて見えることから♂と判明。
したがって♀による交尾拒否ではなく、どうやら♂による配偶者ガードの行動のようです。
翅を広げて♀をライバル♂から隠しているのかもしれません。
♀による交尾拒否行動の有無は残念ながらよく見えませんでした。
交尾の結合角度が90°というのは蝶にしては珍しいと思いました。
初めだけかな?
ペアが止まった木の葉の樹種は不明ですが、明らかにツマキチョウ幼虫の食草(タネツケバナなどのアブラナ科)ではありません。
つまり、♀が産卵目的で止まったのではないようです。
※ 実は、3頭目が♀というのは特徴を実際に確認した訳ではなくて、他の♂2頭が示した一連の行動から私が判断した解釈です。
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チョウ・ガ(鱗翅目),
配偶行動
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