2012/03/29

円網から逃げたヤマオニグモ♀(蜘蛛)



2011年10月上旬

水路沿いの鉄柵に張った垂直円網にヤマオニグモ♀(Araneus uyemurai)がいました。
腹面を向けて下向き占座しています。
甑(こしき)の高さは地上約60cm、円網の直径は約35cm。
枠糸は鉄パイプと下草に固定されています。

このクモは右側の第4歩脚が欠損しています(-R4)。
第3歩脚も左右で長さが違うので(R3<L3)、おそらく再生肢と思われます。
腹面に外雌器と垂体を確認しました。

捕食行動を観察しようと、生き餌のトンボ(マユタテアカネ♀)を網に付けてみたのですが、失敗してしまいました。
網の振動が不自然だったのか、クモが怯えて甑から逃げ出しました。
しばらく待つとヤマオニグモは網の外の鉄パイプ上にしおり糸(命綱)を付けながらゆっくり徘徊します。
しかし警戒して網に戻ってくれません。
網に付けたトンボは観念したのか全く暴れずじっとしています。

2012/03/28

雪道を歩き去るニホンザルの小群



2012年2月下旬

沢沿いの林道をスノーシューで歩いていると、前方に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れを発見。
雪道を四つ足で歩く後ろ姿が見えます。
一頭がこちらを向いて警戒しています。
口に何か(草?)を咥えたまま逃走。
辺りから猿の騒ぐ鳴き声がかすかに聞こえます。


腐れ雪(溶けかけのシャーベット状態)が困るのは、歩きにくいだけでなく、野生動物に忍び足で接近することが不可能になることです。
自分の足音がザクザクうるさくて、周囲の鳴き声もよく聞こえないのです。



そのまま林道を進むと、雪面にサルの足跡と新鮮な糞が残されていました。
やがて足跡は道を逸れ、山に向かったようです。
「サル者は追わず」と言う訳ではありませんが、この日はニホンザルの群れを追う体力がありませんでした。
厳しい山越えにより疲労困憊で、少々投げやりな撮影になってしまいました。
どうやらこの日遭遇したのは遊動する群れの最後部(しんがり部隊)だったようです。



2012/03/27

シジュウカラ♂が冬芽を採食♪【冬の野鳥】



2012年2月中旬

集落の道端に聳え立つ大きな木(樹種不明※)で一羽のシジュウカラParus minor)を発見。
腹部にある黒い線が太いので♂。
チュチュピー、チュチュピー♪と賑やかに鳴きながら枝から枝へ忙しなく飛び回り、冬芽を啄んでいるようです。
撮影中に車が通りかかるも逃げずに平気で食事を続けます。
現場では冬芽そのものを食しているのかと思ったのですが、隠れている虫をついでに捕食していたようです。
撮れた写真を拡大してみたら、白い幼虫のような物を咥えているショットがありました。

【参考】
シジュウカラの食事」と題したブログ記事を検索で見つけました。
私の近くに【シジュウカラ】とエナガの群れがやって来ました。特にどうやら樹木の冬芽を啄んでいるようでした。 よく見ると、嘴で冬芽をもぎ取り→足下に置き、脚で掴み→嘴で冬芽の固い皮を剥がして→中の柔らかい芽を食べる。という順番で食べていました。【シジュウカラ】は固い冬芽をそのまま食べると言うことはしないんですね?(樹木の種類にもよるかとは思いますが・・・)
【追記】
シジュウカラのさえずりには、生息地域にかかわらず、明るい開けた林と、鬱蒼とした森林というふたつの異なる環境のあいだで違いがみられる。開けた環境にすむシジュウカラは周波数が高く、単音のくりかえしが早く、なおかつ周波数変調の大きな音を出す。一方、見通しの悪い森林にすむシジュウカラは、全体的に低く、単音が長い平板な音を発する。この違いは、それぞれの環境の違いによると考えられる。『サルのことば:比較行動学からみた言語の進化』p107より


【追記2】
※ 初夏に再訪すると、どうやらこの庭木はニセアカシア(ハリエンジュ)のようです。花は未見ですが葉の形から。



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