2011/02/16

ヒヨドリは見た!



2008年11月中旬

黄葉した庭木に止まっていたヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)をカーテンの隙間からこっそり激写。


手ぶれ動画を動画編集ソフトで修正してみました(Deshaker plugin for VirtualDub 初使用)。

ヒメベッコウ卵・前蛹の観察



2008年12月中旬

飼育?記録の続編です。
ヒメベッコウの一種♀に狩られた日から数えて83日後。
獲物のマミジ­ロハエトリ♀(Evarcha albaria)は毒針で麻痺させられ完全絶食状態なのに依然として生きています。
腹部はぺ­しゃんこになったものの、刺激するときちんと反応します。
むしろ反応性が亢進している気­がします。
破壊された中枢神経がある程度再生しているのだろうか。
腹部に産み付けられた­ヒメベッコウの卵はやはり干からびてしまったのだろう。
クモの中で育っているようには­思えません。
一方、繭を切開して摘出した前蛹は変化なし。
普段は暗所に置いていますが、明­るいところで観察すると光を嫌うようにときどき蠕動します。
いつになったら蛹化するのだろ­う※。
繭無しで正常発生するのか心配です。

※(スズメバチやアシナガバチを除いた)カリバチの多くは巣内の繭の中で前蛹の姿で越­冬する。
『カリバチ観察事典』 偕成社 p37



《追記》
その後、日常の忙しさにかまけて様子をチェックするのを忘れてしまいました。
残念ながら気づい­た時には乾燥して干乾びてしまいました。
泥巣の替わりにきちんと保湿するのは難しいよ­うです。


『本能の進化:蜂の比較習性学的研究』岩田久二雄・眞野書店 p414より
ほとんどの場合永久麻痺の獲物は、志向的な全身運動はしないが、触角・肢・口器などを­部分的に動かすことはでき、呼吸や排泄は行ない、特例をのぞいて変態も部分的に行う。­(中略)昆虫の体液を与えるとAnopliusやBatozonellusのクモは2­週間から2月も生存する。(中略)時日の経過によって麻痺は徐々に回復することが多い­が、孵化した蜂の幼虫の吸血によってそれは減殺される。(中略)狩蜂の貯蔵する獲物が黴びたり腐朽したりしないのがふつうであるが、それを巣房から取出して保存すると直ぐに変質してしまうのが常で、自然の独房が如何に適当な状態に保たれているかに驚く。

ヒメベッコウ卵・幼虫・蛹の観察



2008年9月下旬〜10月下旬

ヒメクモバチ(旧名ヒメベッコウ)の一種(種名不詳)泥巣Scを発掘して貯食物を調べてみました。
全体が泥で塗り潰されていて独房の様子はよく分からなかったものの、一週間前に狩られたハエトリグモ(関連記事はこちら)や蜂の幼虫、繭を回収できました。
薄皮状の繭の中には前蛹が入っています。
獲物はマミジロハエトリ(Evarcha albaria)♀成体と判明。
左脇腹に産み付けられた白い卵は残念ながらその後干乾びてしまいました。
ヒメベッコウの幼虫はカビが生えてしまいました。
保湿と防カビという相反する条件を満たしつつ飼育するのは難しい。
軽く霧吹きした清潔なサランラップに包み、暗い所に放置してみます。
繭から取り出した前蛹は元気で時々動きます。
いつ本格的に蛹化するのだろう。
羽化は越冬後かな?


毒針で中枢神経を麻痺されたマミジロハエトリ♀はピンセットなどで触ると歩脚を動かします。
蜂の子が食べる大切な餌なので、死んで腐敗しないよう生かしておくというヒメベッコウsp. の知恵です。
狩られて4週間後も飲まず食わずで生きているのは驚きです。
もしかしたら孵化した幼虫がクモの体内で育っているのではないかと期待して飼育を続けます。 
獲物のクモの歩脚が無傷である点が興味深いです。
以前近くで観察したヒメベッコウsp.は狩りの直後に全ての歩脚を根元から切り落としてから巣に搬入していたので、似た外見でも習性の異なる別種のヒメベッコウなのかもしれません。

つづく→シリーズ#16

ランダムに記事を読む