2011/01/16

コガタスズメバチの巣から羽化したギンモンシマメイガ(蛾)



2009年9月上旬

コガタスズメバチVespa analis insuralis)の巣の残骸と一緒に採集した寄生蛾の幼虫を飼育していたのですが、なかなか成虫が羽化してくれません。
成虫の出現期が夏らしいのでこのまま越冬するのだろうか、あるいは拾ったスズメバチの巣が実は人の手で駆除されたものだとしたら巣に残留した殺虫剤で寄生蛾も死んでしまったのだろうか、などと気を揉みました。
しかしようやく羽化した成虫の姿を拝むことができました。
この美麗な寄生蛾の正体はギンモンシマメイガPyralis regalisと判明。



2011/01/15

コバネイナゴの交尾




2010年11月上旬

草地でコバネイナゴOxya yezoensis)のカップルが交尾していました。
ススキの茎に掴まり上向きに止まっています。
無粋にレンズを近づけると♀が嫌がり、茎の反対側にくるりと回り込んで穂先へゆっくり歩き出しました。
風に揺れて撮り難いので茎を手元にそっと引き寄せ向きを変えると、腹端の絡み合いがよく分かります。
ここぞとばかりに交尾器の結合部を接写しました。
撮りながら手乗りに挑戦。
穂をゆっくり抜き取ると、大人しく親指から甲へと乗り移ってくれました。
背後からマウントした♂が♀の顔に前脚を当て「だ~れだ?」と言っているようで微笑ましい。
地面に移し激写を続けると最後は草叢に跳んで逃げました。
気温13℃


【追記】
上村佳孝『昆虫の交尾は、味わい深い…。 (岩波科学ライブラリー)』によれば、
バッタもコオロギと同じ直翅類の一員だ。ところがバッタの交尾は、一見♀の上に♂が乗っかった「カブトムシタイプ」に見える。でもよく見ると、♂の腹部はS字を描き、その先端は♀の下側からかみ合っているのだ。 
 4億年の進化の時間のなか、昆虫の交尾姿勢はグループごとに多様化したが、「♂の交尾器の腹側は、♀の交尾器の背側にかみ合う」という原則は、多くのグループで維持されているのが、おもしろい。 (p12より引用)





デーニッツハエトリ♀(蜘蛛)



2009年9月中旬

ススキの葉の上に居たデーニッツハエトリPlexippoides doenitzi)♀成体。
撮影後に採集して外雌器を確認。
体長9mm。




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