2010年10月上旬
黄色の花(種名不詳。アキノキリンソウ?)にお腹の大きな褐色型オオカマキリ♀(Tenodera aridifolia)成虫が潜んでいました。
花にやって来る虫を待ち伏せしているようです。
案の定、吸蜜して回るハエが一匹います。
オオカマキリは視線をハエに向けたまま、獲物に気づかれないよう非常にゆっくり隣の花へ移動しています。
途中でハエが挑発するようにカマキリの左後脚に一瞬止まりました。
ようやく獲物を射程距離に収め、素早く鎌を振るいましたが、ハエは飛んで逃げてしまいました。
狩りの瞬間を撮れず残念。
映像をコマ送り再生で見直すと、たった1コマ(1/30秒)で鎌を伸ばしています。
ハイスピード動画撮影のできるカメラが欲しい...。
【追記】
(カマキリが)捕獲から餌を口にもっていくまでの時間は、わずか10分の3秒前後で、一連の行動はほんの一瞬のうちに起こるといってよい。(『日本動物大百科8昆虫Ⅰ』p95より)
2010年8月中旬
里山で雑木林の山道を登りかけたら、枯葉で覆われた地面を鮮やかな黄色のナメクジが這っていました。
こんな派手な体色のナメクジは初めてで、衝撃的でした。
警戒色なのかもしれません。
眼柄だけが黒色。
落ち葉の下に隠れようとしていたので、邪魔な落ち葉を除けて撮影続行。
通りかかったアリが触角で少しナメクジに触れるも、捕食行動を示しませんでした。
何か忌避物質を分泌しているのだろうか。
ナメクジは詳しくありませんが自分なりにネット検索で調べてみました。
背中に甲羅が見当たらないのでキイロナメクジ(キイロコウラナメクジ)とは違いますよね。
ハナタテヤマナメクジという未記載種の写真が似てる雰囲気ですけど、情報が少なくて...。
何かご存知の方がいらっしゃいましたら科や属レベルでも良いので教えて下さい。
≪追記≫
2ヵ月後に同じ場所から少し登った位置で同種と思われるナメクジを再見。(映像はこちら。)
【追記2】
某TV局の方に仲介してもらい、ナメクジの専門家に質問してもらいました。
学名につきましてですが結果から申し上げますとはっきりと分かっていません。 ナメクジ研究に詳しい大学の先生方に伺ったのですがハナタテヤマナメクジのようにも見えるし、動画からではわからないとおっしゃられておりました。 また、バナナナメクジは南米の方にしか生息しておらず国内では見つかっていない筈だと仰られてました。
【追記3】
『ナメクジ:おもしろ生態とかしこい防ぎ方』によると、
・第二次世界大戦後にチャイロコウラナメクジが移入してくると、キイロナメクジは次第に姿を消した。キイロナメクジと断定されている個体は1963年に山口県で採集されたものが最後で、その後彼らの姿はニホンでは確認されていない。(p18より)
・キイロナメクジはその名が示すように黄色い粘液を出す。(p25より)
2010年8月中旬
シリアゲコバチ(Leucospis japonica)の産卵シーンを接写した映像を1/3倍速のスローモーションでもう一度お届けします。
腹部背面に背負った独特の産卵管を鞘から抜き、堅い産卵基質(今回は木材)に対し垂直に突き立てると、太い後脚を踏ん張り力を込めて深々と刺します。
何かテコの原理を使っているようですが、あまりにも構造が複雑で、何がどうなっているのかよく分かりません。
その驚異的な機能美をご堪能下さい。
産卵管の先で寄主の幼虫をどうやって探り当てるのかも謎です。