2024年9月下旬・午前6:15頃・気温20℃・日の出時刻は午前5:29
夜が明けたはずなのに、平地の二次林内にあるニホンアナグマ(Meles anakuma)の営巣地(セット)はまだ暗いです。
アナグマが留守中にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)のペアが早朝からやって来て、2つあるアナグマの巣口L、Rをそれぞれが調べていました。
やがて巣口Rで2頭のタヌキが合流しました。
パートナーが巣穴Rを内検している間に、巣口Rを塞ぐ邪魔な落枝を咥えて少し横にどかしました。
その物音に驚いて、入巣Rしかけた個体は慌てて後退して、外に出て来てしまいました。
「なんだよ、びっくりさせんじゃねーよ!」と言ってそうです。
お詫びとして、首筋を対他毛繕いしています。
【考察】
アナグマの巣口にある邪魔な落枝は、防犯のために(侵入者を防ぐために)放置してあるのではないかと私は疑っています。
ただし、アナグマが意図的に障害物を巣口に設置したシーンを私は観察できていません。
その戸締まりをタヌキが解除したことになります。
アナグマ家族が出ていった後、タヌキのペアが巣穴を乗っ取るのでしょうか?
つづく→
0 件のコメント:
コメントを投稿