2024年8月上旬・午前11:55頃・晴れ・気温36℃
郊外の道端にあるコンクリート三面張りの側溝にセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が集まって、岸辺から水を飲んでいました。
最近は雨が降らないので側溝を流れる水量は少なく、セイヨウミツバチ♀は水面スレスレを飛び回っています。
ミツバチは浅い水路の底に着地して吸水すると、飛び去りました。
下水道が整備されていない近隣の家庭排水がパイプから側溝にチョロチョロと流れ込んでいるので、水質汚染が心配です。
今回の排水は透明でしたが、去年は洗剤で泡立っていました。
ミツバチは汚水でも嫌がらずに飲んでいるのが逞しいというか健気というか、申し訳なく思います。
近くに養蜂家が巣箱を置いているとしたら、そこから採れる蜂蜜は生物濃縮された洗剤などで汚染されていないのか、心配になります。(知らぬが仏)
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前回の反省を活かして、今回は忘れずに気温を測ったら、36℃もある真夏日でした。
セイヨウミツバチの営巣地(巣箱?)がどこにあるのか分かりませんが、おそらく水を汲みに来たワーカー♀たちは帰巣すると水を吐き戻して巣を湿らすのでしょう。
巣口では別のワーカー♀たちが並んで扇風行動を行い、気化熱を利用して効果的に巣を冷却するそうです。
密集した巣内の気温が高くなり過ぎると、育房内の幼虫や蛹が死んだり正常に発育できなくなったりしてしまいます。
ニホンミツバチの扇風行動は夏に何度も観察していますが、セイヨウミツバチでは未見です。
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