2023年6月中旬・午後14:10頃・晴れ
街なかを流れる川の岸辺でカルガモ(Anas zonorhyncha)の親子群を見つけました。
手前から奥に向かって流れる川の岸近くの浅瀬で5羽の雛が集まり、各々が羽繕いしています。
そこは幼い雛でも立てるほどの浅い水深です。
羽繕いの合間にときどき立ち上がって素早く羽ばたくのは、飛翔筋を鍛えるための運動かもしれませんが、カルガモ成鳥でも見られるように、羽繕いの後のルーチンと思われます。
それから、短い翼を伸ばしたり、片足立ちになって後脚を伸ばしたりして、ストレッチ運動するときもあります。
水かきのついた足で体の痒い部位を掻く行動も見られました。
身だしなみを整えると、首を曲げて自分の背中の羽毛に差し込み、休息体勢になりました。
欠伸をしている雛もいます。
その間、親鳥♀だけが石垣の護岸に上陸して佇み、プールの監視員のように油断なく5羽の雛を見守っています。
黒い過眼線のおかげで、♀がどこを見ているのか分かりにくいのですが、横目で私を警戒しているようです。
1羽の雛が母親♀の元へ行こうとしても、石垣の護岸を登れません。
♀の足元で石垣の隙間を啄んでいるのは、小さな虫を捕食しようとしているのでしょう。
川面にはアメンボ(種名不詳)が滑走していますが、カルガモの雛たちは捕食しようとせず見送りました。
兄弟姉妹の群れから1羽だけ離れていた雛鳥が川に戻って嘴を川の水に浸し、羽繕いを始めました。
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