前回の記事:▶ 春の刈田で落ち穂拾いするキジ♀3羽の群れ(野鳥)
2023年4月中旬・午前10:25頃・晴れ
刈田から♀が立ち去った直後、畦道にキジ♂(Phasianus versicolor)が現れました。
全身の羽毛を膨らませて身震いしてから、刈田に降りました。
農道を横切ると、陽炎が立ち昇る刈田を足早に横断して行きます。
移動中は頭を下げた前傾姿勢になり、長い尾羽も水平にしています。
ドローンを飛ばして俯瞰で見たら、キジ♂が複数♀の尻を追いかけているようにも見えるはずです。
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キジ♂は畦道を乗り越え、細い用水路を飛び越えると、刈田に隣接する枯れヨシ原へ辿り着きました。
ようやく落ち着いて足取りがゆっくりになりました。
♂は寄り道をせず、まっしぐらに枯れヨシ原を目指していたことになります。
普通の鳥ならひとっ飛びの距離なのに、飛ぶのが苦手なキジ♂はわざわざ歩いて行きました。
♂は♀群れの追跡に専念し、食べ歩き(採食・落ち穂拾い)や縄張り宣言の母衣 打ち♪を一度もやりませんでした。
枯れヨシ原に隠れた♀の姿は保護色ですっかり紛れてしまい、私にはもう見つけられません。
キジ♂の目には♀の姿が見えているのかな? (居場所が分かっている?)
交尾前の配偶者ガードなのでしょうか。
質の良い♂の縄張りに♀の群れが居着くので、繁殖期には強い♂が複数の♀とハレムを形成します。(一夫多妻)
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