2023年2月上旬・午後21:10頃・気温-3℃
平地の河畔林でニセアカシア(別名ハリエンジュ)大木の真下にあるタヌキの溜め糞場bLを狙ってトレイルカメラを設置したら、いつの間にかカメラの向きがなぜか横に大きくずれてしまいました。
レンズの目の前にきた枝が邪魔になり、至近距離で赤外線を反射するために画面全体が白飛びしてしまっています。
そんなトラブルがあっても思いがけない嬉しい収穫がありました。
ある晴れた晩に冬毛のニホンノウサギ(Lepus brachyurus angustidens)が登場したのです。
ニセアカシアの根元で何か植物(樹種不明)の細い蔓または枝先を食べていました。
新たに枝先を噛み切るシーンも撮れていました。(@0:34〜)
枝先に残った数枚の葉が目当てのようです。
赤外線の暗視映像はモノクロなので、ニホンノウサギが食べた葉の色が分かりません。
落葉しないで枝先に残っていた枯れ葉なのか、それともツルマサキなど常緑の葉なのかもしれません。
切れ味鋭い門歯でスパッと斜めに枝先を切り落としたノウサギの食痕を冬のフィールドでよく見かけますが、警戒心の強い野生ノウサギの採食シーンを実際にこんな間近で撮れたのは初めてです。
食事が済むと、白兎は雪面の匂いを嗅ぎながらゆっくり移動し、下の死角に姿を消しました。
雪面は固く凍っているのか、ノウサギの足跡が残りません。
関連記事(1年前に同じ流域で撮影)▶ 雪深い夜の河畔林で跳ねるニホンノウサギ【暗視映像:トレイルカメラ】
0 件のコメント:
コメントを投稿