2022年8月上旬・午前10:20頃および午後17:00頃・くもり
民家の庭に植栽されたブラックベリー(=セイヨウヤブイチゴ)の群落で果実(液果)が熟すと赤から黒くなります。
甘い熟果を目当てに様々なスズメバチ類が集まり、食害していました。
どの個体を撮るか目移りするぐらいでしたが、まずはモンスズメバチ(Vespa crabro)を紹介します。
ワーカー♀が黒い熟果を噛んで滲み出る果汁を舐めています。
齧られたブラックベリーには食痕が残ります。
ブラックベリーを大規模に栽培する農家にしてみれば、せっかく熟した液果を食害するスズメバチ類は害虫扱いになってしまうでしょう。
同じ日の夕方に再訪しても、モンスズメバチ♀は夢中で吸汁していました。
一度モンスズメバチ♀が大顎でブラックベリー熟果から一粒をもぎ取って咥えたのですが、
そのまま惜しげもなく落として捨てました。
吸汁しながら排尿するのではないかと期待して長撮りしてみても、モンスズメバチ♀のオシッコは観察できませんでした。
最後はキイロスズメバチ♀が飛来したものの、餌をめぐる争い(占有行動)にはならずに近くの別なブラックベリー熟果に降り立ちました。
関連記事(同所同日の撮影)▶ ブラックベリーの熟果から吸汁するキイロスズメバチ♀
他にはショウジョウバエの仲間とキンバエの仲間もブラックベリーの甘い香りに誘われて熟果に来ていました。
餌資源が潤沢にあるので、モンスズメバチ♀は横に居るキンバエを追い払うことはしませんでした。
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