2022年6月中旬・午後16:30頃・晴れ
ヨシ原が広がる湿地帯にカッコウ♂(Cuculus canorus)の囀り が響き渡っていました。
おそらく河畔林の樹上で鳴いていると思うのですが、姿を見つけられなかったのは残念です。
途中から(@0:33〜)オオヨシキリ♂(Acrocephalus orientalis)も対抗するようにギョギョシ、ギョギョシ♪と大声で縄張り宣言の
カッコー、カッコー♪と繰り返し鳴く声は、のどかな田園風景のBGMに聞こえるかもしれませんが、実は恐ろしい歌です。
カッコウは自分で子育てせずに托卵することで悪名高い鳥です。
オオヨシキリはカッコウの宿主となる何種類かの鳥のひとつです。
湿地帯のヨシ原にはオオヨシキリの♀♂番 が多数営巣していて、♂たちが互いに縄張り宣言しています。
夏鳥として渡来し、宿主の多い環境を見つけたカッコウ♂は、カッコウの♀を呼び寄せて宿主に托卵しようと歌っているのです。
カッコウ♂の囀りを声紋解析してみる?
前半ではカラスも鳴いていますし、背後の草むらから虫の鳴き声も聞こえます。
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。
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