2022/08/22

湿地帯に響き渡るカッコウ♂とオオヨシキリ♂のさえずり♪(野鳥)

 

2022年6月中旬・午後16:30頃・晴れ 

ヨシ原が広がる湿地帯にカッコウ♂(Cuculus canorus囀りさえずりが響き渡っていました。 
おそらく河畔林の樹上で鳴いていると思うのですが、姿を見つけられなかったのは残念です。

途中から(@0:33〜)オオヨシキリ♂(Acrocephalus orientalis)も対抗するようにギョギョシ、ギョギョシ♪と大声で縄張り宣言の囀りさえずりを鳴き始めました。 
カッコー、カッコー♪と繰り返し鳴く声は、のどかな田園風景のBGMに聞こえるかもしれませんが、実は恐ろしい歌です。 
カッコウは自分で子育てせずに托卵することで悪名高い鳥です。 
オオヨシキリはカッコウの宿主となる何種類かの鳥のひとつです。 
湿地帯のヨシ原にはオオヨシキリの♀♂つがいが多数営巣していて、♂たちが互いに縄張り宣言しています。 
夏鳥として渡来し、宿主の多い環境を見つけたカッコウ♂は、カッコウの♀を呼び寄せて宿主に托卵しようと歌っているのです。 

カッコウ♂の囀りを声紋解析してみる? 
前半ではカラスも鳴いていますし、背後の草むらから虫の鳴き声も聞こえます。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。 


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