2022年6月下旬・午後15:55頃・晴れ
里山の尾根道を縦走中にジガバチを見つけたので、しばらく立ち止まって撮影に集中していました。
尾根道と言っても岩山ではなく、雑木林の山林です。
この山道は最近きれいに整備されたばかりで、細い道の両側の下草が刈られ、左右から張り出していた灌木の邪魔な枝も伐採されています。
何か気配を感じた私がふと見上げると、いつの間にか目の前にニホンカモシカ(Capricornis crispus)が佇んで私の様子を不思議そうに眺めていました。
フィールドでしばらく動きを止めて殺気を完全に消すと野生動物の方からやって来る、というのはこれまでにも経験があります。
私が慌てて目の前の野生カモシカにカメラを向けた途端に、ズームインできなくなるという痛恨のトラブルが発生し、カメラの再起動を余儀なくされました。
私がもたついている間に、カモシカは私を避けるようにゆっくり迂回し始めました。
(いきなり私に向かって突進してくることはありませんでした。)
山道から外れて横の法面を少し登ると、藪が生い茂る尾根道を歩いて私と平和にすれ違いました。
藪の隙間から歩き去るカモシカの姿が見え隠れしています。
私の真横を通り過ぎる時にニホンカモシカはフシュ、フシュ♪と2回だけ鼻息を荒げて軽く威嚇しました。(@0:21〜0:24)
獣道を通せんぼしていた私への苛立ちでしょうか。
もしかすると、顔馴染みの私に対する挨拶だったのかもしれません。
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