2021年11月中旬・くもり
自動撮影カメラ(トレイルカメラ)で監視している山中の水場に、またマヒワ♀♂(Carduelis spinus)が飛来しました。
落ち葉が降り積もって浅くなった池の左岸で、白っぽい地味なマヒワ♀がお辞儀を繰り返すようにして水を飲みました。
シーン2:午後14:00頃・気温8℃
同じ日の午後、マヒワ♀♂の大群が水場に登場しました。
過去最多のマヒワ♀♂が忙しなく興奮したように飛び回っています。
黄色い個体が♂で、白っぽい個体が♀(または若鳥?)です。
水面に積もった落ち葉の隙間から水を飲んでいます。
動画の音量を上げても聞こえるのは羽音のみで、マヒワ同士が鳴き交わす声は聞こえませんでした。
なぜか今回もマヒワは水を飲むだけで水浴しませんでした。
マヒワは水浴びが嫌いなのでしょうか?
手元にある図鑑ではマヒワの性別の識別がよく分かりませんでした。
ネット検索すると、なかた電子博物館(むなはく)のサイトがヒットしました。
雄は,額から頭頂,腮は黒色で,眉斑,顔から胸以下の体下面,背以下の体上面は黄色である。背はやや緑色がかる。過眼線から頰は黒褐色の細かい斑がある。翼,尾羽黒く,大雨覆と三列風切の羽縁,風切,尾羽基部は黄色で飛翔時翼帯となって目立つ。 雌は全体に白っぽく黄色みが少ない。頭頂から背,胸から脇は黒褐色の縦斑がある。 嘴はやや鉛色を帯びた肉色で,足は黒褐色である。この水場でこれまで撮れた白っぽい謎の小鳥の正体はマヒワ♀だろうとようやく分かってきました。
コゲラかな?と首をひねっていたのです。
気温データについて:
トレイルカメラで写真+動画モードに設定しておくと、まず写真で記録されます。
このとき気温や月齢も写真に焼き込まれるので重宝しています。
(この機種は動画にすると気温情報が焼き込まれないのは不満です。)
ただし、気温の測定値に問題があることが分かりました。
後半(@1:57)に記録された気温12℃は異常値と考えられます。
わずか2分間で外気温が4℃も上昇(8℃→12℃)するはずがありません。
被写体がカメラの前に居座って動画撮影が連続すると、トレイルカメラ自体が発熱するようです。
その結果、気温が急上昇したように記録されるのだと思います。
この撮影地点は池畔の狭い横穴にカメラを押し込んで設置しているため、放熱が上手く行われないのでしょう。(熱がこもる)
【追記】
トレイルカメラが気温を測る仕組みを理解していないのですが、とりあえずデジタル温度計の原理をネット検索してみました。
デジタル温度計は、温度の変化によって電気が流れやすくなったり、流れにくくなるのを敏感にとらえるサーミスタ(抵抗)を使ってその変化を計算して温度を出しています。(参考サイト:エンペックス気象計株式会社のホームページより引用)
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