2020年12月上旬・午前11:50頃・くもり
山麓の集落に野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが山から降りてきていました。
村の墓地で若い♀(子ザル)が石の上に乗っています。
なぜか湯呑茶碗を手に持ち、墓石の上で転がしたりしたりして感触を楽しんでいました(遊び)。
中には酒(雨水?)が入っていたので、お供え物として墓地に置いてあったのでしょう。
ニホンザルが湯呑を自分で持って墓石によじ登ったのか、それとも墓石の上に誰かヒトが乗せておいた湯呑を見つけて遊んでいたのか、不明です。
私に気づいて目線をくれた途端に子ザルの集中力が途切れ、手が滑って湯呑をうっかり下に落としてしまいました。
陶器の湯呑茶碗はガチャン♪と音を立てて割れてしまったようです。
子ザル♀はきまり悪そうに墓石から慎重に地面に降りて、姿を消しました。
映像を見れば分かるように、子ザルは決して湯呑をわざと割った訳ではなく、好奇心の強い子供らしいただの過失(粗相)です。
後から割れた湯呑だけを見て「けしからん!猿に湯呑茶碗を割られた」と怒るヒトがいるかもしれませんが、山村の猿害対策としては墓地にお供え物(食料)を放置せずに持ち帰ることも重要です。
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
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