2020年9月上旬・午前8:25頃・晴れ
峠道のガードレール脇に生えたアカソの葉に見慣れない虫が乗っていました。
黒と赤のツートンカラーで、なかなか格好良いです。
腹端を少し上にヒクヒクと持ち上げているのでてっきりシリアゲムシの仲間かと思いきや、帰宅後に調べるとベッコウガガンボ♀(Dictenidia pictipennis fasciata)と判明。
♂は触角が櫛状に発達するらしいので、この個体は♀ですね。
アカソの葉を舐めて朝露を吸水しているように見えたのですが、口元を接写できなかったので定かではありません。
単に休息してるだけ?
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:27〜)
物を投げつけると、慌てて離陸した直後にベッコウガガンボ♀は隣の葉に長い足がひっかかり、つんのめるようにバランスを崩しかけました。
それでもなんとか空中で体勢を整えて飛び去りました。
鈴木知之『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』で別件の調べ物をしていたらベッコウガガンボが載っていて、意外な情報を知ることが出来ました。
幼虫は腐朽材を食べて玉状の糞をする(p73より引用)ガガンボの暮らし(生活史)は種によってかなり多様で奥が深いのですね。
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