2018年10月中旬・午後14:33頃
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銀色に光るマットに離着陸するノシメトンボ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】
湿地帯の横の日向で私がキャンプ用の銀マットを広げると、次はノシメトンボ♀(Sympetrum infuscatum)が飛来しました。
太陽光を反射する銀マットを水溜りと誤認して産卵を始めてくれるのではないかと期待しました。
ところが意外にもノシメトンボ♀も♂同様に銀マット上に着陸し、翅を深く下げて休むようになりました。
銀マットが気になって偵察に来ても、すぐに水溜りではないと見破ってしまうのでしょうか?(もっと平らでよく光る反射板を使って実験すべき?)
ノシメトンボ♀は休息中も頭部だけは油断なくグリグリ動いています。
頭上に飛来する虫を捕まえようと油断なく待ち構えているのでしょう。
ときどき素早く飛び立つものの、ほぼ同じ場所にすぐ舞い戻って来ます。(縄張り?)
捕食に成功したシーンは見れませんでした。
同種の♂も銀マットに来ていたはずなのに、この♀に交尾を挑もうとしないのは不思議でした。
この♀個体は、休息中も何か交尾拒否のシグナルを発しているのですかね?
それとも実は未だ性的に成熟していない個体なのでしょうか?
午後という時間帯がノシメトンボの配偶行動や産卵行動を観察するには適していなかったのかもしれません。
ところで、飛来したトンボが銀マットの真ん中に着陸せず、いつも端っこに止まる点が気になりました。
水溜りと誤認して、銀マットの中央部は水深が深そうだと用心しているのでしょうか?
もしかすると銀マット表面の格子模様を昆虫の複眼で認識するのは苦手で、着陸時に距離感が掴みにくいのかもしれません。(鏡のように平らでよく光る反射板を使って実験すべき?)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→アキアカネ♀編
ノシメトンボ♀側面@銀マット |
ノシメトンボ♀側面@銀マット |
ノシメトンボ♀側面@銀マット |
ノシメトンボ♀顔@銀マット |
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