2017年7月下旬・午前8:42〜8:46
住宅地の板塀に絡みつくように繁茂したヘクソカズラの群落でクロマルハナバチ(Bombus ignitus)のワーカー♀が忙しなく訪花していました。
後脚の花粉籠が空荷だったので、吸蜜シーンをよく観察すると、正当訪花していませんでした。
毎回必ず白い花筒の根元を外側から噛み切って穿孔し、その穴から舌を差し込んで蜜腺を舐めていました。
舌の短い種類のハナバチがよく行うこのような吸蜜法を盗蜜行動と呼びます。
ヘクソカズラの雄しべにも雌しべにも触れないので受粉に全く関与しません。
植物の立場にしてみれば、せっかく受粉行為の報酬として生産した花蜜の盗られ損になりますから、クロマルハナバチは招かれざる客です。
クロマルハナバチと同じく盗蜜の常習犯であるクマバチも同時にこの群落で訪花していたため、既にほとんどの花筒に穿孔跡が残されていました。
▼関連記事つまり今回の場合、クロマルハナバチは二次盗蜜者と呼ぶのがふさわしいのかもしれません。
ヘクソカズラの花で盗蜜するクマバチ♀
(最初に穿孔した一次盗蜜者はどちらの蜂なのか、不明です。)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
実は同じテーマで4年前にも記事にしています。
改めて動画を撮り直してみました。
少しは撮影技術が向上しているかな?
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ヘクソカズラの花で盗蜜するクロマルハナバチ♀
クロマルハナバチ♀@ヘクソカズラ訪花+穿孔盗蜜 |
クロマルハナバチ♀@ヘクソカズラ訪花+穿孔盗蜜 |
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