2017年8月上旬
蓮池の岸に近い岩場で3匹のクサガメ(Mauremys reevesii)が並んで甲羅干ししていました。
人馴れしているのか、横の岸をヒトが通っても逃げずにいます。
亀は動きに乏しいのですが、ときどき首を伸ばして眠そうに瞬きしたり、脚や尻尾を甲羅に出し入れしたりしています。
三脚を立てて長時間の微速度撮影すればスローライフの実態を記録できたかもしれません。
例えば、甲羅干しするお気に入りの岩場を巡って占有行動があるのか等、興味があります。
『カラー自然シリーズ29:カメ』を紐解くと、クサガメの雌雄判別法が書いてありました。
カメの♂と♀は、尾にある肛門の位置で見分けます。肛門が甲羅の縁より内側にあれば♀、甲羅の縁より外側にあれば♂です。でも、クサガメの親の雌雄は、頭の色で見分けられます。黒いのが♂。黄色い紋様があるのが♀です。
(p8より引用)
それを踏まえて動画を見直すと、私にも性別が見分けられました。
♀♂♀が↓↓↑の向きに並んでいます。
右の個体R♀が最大です。
クサガメの配偶行動について何も知らないのですが、一夫多妻のハーレムで日光浴しているのでしょうか?
もう一匹の♂がやって来たら激しい争いになるのかな?
岩場の周囲の水中ではオレンジ色の錦鯉や黒色の鯉が泳ぎ回っていました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【追記】
『トカゲ・ヘビ・カメ大図鑑』によれば、
クサガメの♂は成熟すると全身が黒くなり、顔の模様も見えなくなる。若いときは顔の模様がよく目立つ。 (p49より引用)
0 件のコメント:
コメントを投稿