2017年5月上旬
アカマツ樹上でのハシブトガラス営巣記録#2
強風で揺れるアカマツ喬木上部に作られたハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)の巣で、おそらく♀と思われる親鳥がこの日も抱卵していました。
アカマツは常緑樹なので、葉がこれ以上茂ることはないでしょう。
しかし巣が見え難い位置にあることに変わりありません。
動きがないので私が撮影を止めてカメラを下ろした途端に、この親鳥♀は巣から飛び出しました。
巣を見られていることに対して、かなり警戒心が強いようです。
この営巣地の縄張りに、別のカラスが領空侵犯がして来ました。
番(つがい)の1羽がすかさず迎撃に向かい、軽い空中戦で侵入者を追い払いました。
撃退に成功した親鳥αは意気揚々と近くの枯木の横枝に止まりました。
続いて番のもう1羽βも横に止まり、入れ替わりでαが飛び去りました。
枯木でカーカー♪とすごい剣幕で繰り返し鳴いているのは、おそらく私に対する威嚇なのでしょう。
やがて枯木から飛び上がると強風に煽られつつも、私の近くの電柱のてっぺんに着陸しました。
すぐ後からαも飛来し、横に止まりました。
番で私の様子を偵察しに来たようです。
腹立たし気に嘴を足元の電線に擦り付けています。
電線から1羽が飛び立ったので帰巣するかと思いきや、旋回して左に飛び去りました。
私に帰巣シーンを見られたくないのか、あるいは再びカラスの領空侵犯があったのだと思います。
この営巣地の左には林の中に開けた土地があって、そこにいつも若鳥のカラスが群れているのを確認しています。
その若鳥のカラスが番の縄張りに時々ちょっかいを出しに来るようです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#3:巣を撮ると激しく怒る繁殖期のハシブトガラス♀♂(野鳥)♪
抱卵中 |
親鳥が留守の巣 |
警戒 |
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