2017年5月下旬
イチモンジチョウの飼育記録#10
イチモンジチョウ(Limenitis camilla)が蛹化した翌日は指で触れても無反応だったのですが、7日後には反応するようになりました。蛹の中での発生(完全変態)が正常に進んでいることを伺わせます。
おそらく体内寄生を免れたようで、ようやく一安心。
指で蛹の腹面に軽く触れると左右に大きく体を捻りました。
嫌々するような力強い動きです。
しばらく左に屈曲したままですが、ゆっくりと脱力して安静姿勢に戻りました。
運動性があるのは腹部だけで、胸部や頭部は固い蛹の殻で動かせないのでしょう。
垂蛹は腹端が固定されているため危険が迫っても逃げ出せませんが、完全に無防備という訳ではありません。
寄生蜂♀に産卵されそうになったらこうやって暴れることで、追い払う効果が少しはありそうです。
撮影後の室温は21.8℃、湿度46%。
つづく→#11:イチモンジチョウ垂蛹:羽化前の自発的な蠕動【60倍速映像】
側面 |
背面 |
腹面 |
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