2016/01/14

台風の大雨を巣で耐え忍ぶキアシナガバチ♀




2015年9月上旬


キアシナガバチ巣の定点観察@トウカエデ枝#11


前回の記事と時系列が逆になってしまいました。
台風18号が日本列島を横断中で大雨が降っている日に話は遡ります。

嵐の中、キアシナガバチPolistes rothneyi)の巣の様子を見に行くと、在巣の蜂は♀一匹のみに減っていました。
台風とは無関係に、どうやら時期的にコロニーが解散しつつあるようです。

外役に出たまま嵐で帰れなくなっている個体も少しはいるでしょう。
在巣のキアシナガバチ♀は巣盤の下面に掴まっているだけで、排水行動はしていません。
育房内にもう幼虫や蛹(繭)が無いせいか、あるいは内役しない新女王なのかもしれません。
上に枝葉が生い茂っているため、台風の豪雨でも巣は直接雨水に濡れることはありません。
巣柄の付いた横枝の上面は雨で濡れています。

台風が通過した後も巣は無事でした。

つづく→#12:解散したキアシナガバチの巣@トウカエデ枝【暗視映像】




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