2014年8月中旬〜下旬
モンスズメバチの巣の定点観察3
▼前回の記事
クヌギ樹洞の巣に出入りするモンスズメバチ♀
モンスズメバチ(Vespa crabro flavofasciata)が営巣したクヌギの樹洞は北を向いています。
幹を回り込むと、巣の裏側(南側)にもう一つ別な樹洞がありました。
2つの樹洞は高さが違い、巣のある樹洞が少し低いです。
クヌギの木に登って樹洞の内部を調べたくても危なくて無理です。
モンスズメバチの行動を見ている限りでは、2つの樹洞は内部でつながっておらず独立しているようです。
つまり、モンスズメバチの巣の出入り口は一つしかありません。
巣の裏側にある樹洞の辺りをモンスズメバチのワーカー♀がたまに徘徊したり飛んだり(定位飛行?)しているのですが、決してその中に入ろうとはしませんでした。
こちらの樹洞には巣は無いようです。
帰巣したワーカーがたまに迷子になり方角を間違えて裏側の樹洞に入ろうとしているのかな?
外役(外回り)の途中でさぼっている個体なのかもしれません。
動画の後半は、12日後の定点観察で撮れた同様のシーン。
同じクヌギの木に2つある樹洞のうち、北側の低い方の樹洞を選んで巣を作った理由(選定基準)は何だったのでしょうね?
つづく→シリーズ#4(寄生ベッコウハナアブ)
巣のある樹洞(右下)の裏側にもう一つ樹洞がある(左上の枝の下)。 |
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