2013年8月下旬・室温23℃→24℃
キアゲハの飼育記録13
オオハナウドの葉裏に蛹化してから62日後、キアゲハ(Papilio machaon)の帯蛹aは未だに羽化しません。
この日は朝からときどき自発的に蠕動しています。
最近は朝晩が涼しくなったので、休眠から目覚めて羽化間近なのでしょうか?
この突発的な胎動を動画に記録しようとすると、いつ動くのか全く予測不能なので長時間監視するしかありません。
ジオラマモードの動画(10倍速の微速度撮影)で長撮りしてみました。
ところが、この蠕動運動もやがて見られなくなり、秋が来ても冬になっても成虫は羽化してきませんでした。
変態に失敗して蛹が死んでしまったのでしょうか。
蛹を解剖して中を調べてみるべきか、迷っています。
春になったら羽化するんじゃないかという僅かな可能性に賭けたい気もあります。
体内寄生されているのなら、蜂でもハエでも出てきて欲しいものです。
蛹化してから室内の卓上に放置していたのですが、もしかすると夜の照明で蛹の体内リズムが狂い、
2匹の幼虫を飼ってみた結果、1匹(個体b)はアゲハヒメバチに寄生されており、もう1匹(個体a)も蛹で死んでしまいました。
機会があれば飼育に再挑戦し、キアゲハの羽化を見てみたいものです。
【追記】
2014年5月下旬
依然として羽化しない帯蛹の殻を割ってみました。
やはり変態に失敗したようで、中身はパリパリに干からびており正常な成虫の形にもなっていませんでした。
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