2013年7月上旬
堤防の草むらを徘徊中のマミジロハエトリ♂(Evarcha albaria)を発見。
♂は♀を見つけると近づいて正面から対峙し、第一脚を大きく広げました。
♂の触肢は前面が白色で目立つのですが、このとき触肢の動きはありませんでした。
むしろ♀の方が毛だらけの触肢を揃え上下に動かしました。
♂が特にアクションを起こさないうちに、♀が向きを変えました。
焦った(?)♂が跳び付くも、♀に逃げられたようです。
1/8倍速のスロー再生で確認すると、どうやら♂は目測を誤ったようです。
♀を目がけて跳びついたのではなく、その上を通り過ぎたので驚いた♀が逃げたようです。
♂の万歳姿勢は求愛誇示ではなく、単なる跳躍準備の姿勢だったのでしょうか?
残念ながら交接には至らず、♂は徘徊・探索行動に戻りました。
【参考】
研究報告『ハエトリグモの誇示行動』によると、本種の♂同士の威嚇誇示行動は
第Ⅰ・Ⅱ脚で「ワグ(wag)」した後、少し「接近(approach)」、 その後一方が「逃走(decamp)」。
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