2026/03/31

カキノキ巨木の下の雪原を夜にうろつくホンドギツネ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2025年1月中旬 

シーン0:1/3・午後14:23・くもり(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
郊外でスギ防風林に囲まれた畑の端に聳え立つカキノキの巨木を自動センサーカメラで見張っています。 
落葉した枝には熟果がたわわに実っています。 

ホンドギツネVulpes vulpes japonica)の登場シーンをまとめました。 
まずは雪国の厳冬期の気象状況を映像でお伝えします。 


シーン1:1/7・午後12:33・くもり(@0:03〜) 

シーン2:1/9・午後21:35・降雪(@0:06〜) 
晩に監視カメラが起動したときには、雪が激しく降っていました。

シーン3:1/10・午前4:20・降雪(@0:10〜) 
翌日の未明には激しい吹雪になっていました。 

シーン4:1/10・午前9:22・くもり(@0:21〜) 
朝になると、吹雪はすっかり収まっていました。 
新雪に覆われた雪面に、動物の歩いた足跡は残っていません。 
雪面があちこち窪んでいるのは、樹上から落雪したせいです。 
カキノキの横枝もしっかり冠雪していました。 
強風が一晩中吹き荒れた後でも、カキノキ樹上には熟果がまだ少し残っています。 
落果は積もった雪の下に埋もれてしまいました。 

シーン5:1/10・午後14:10・くもり(@0:25〜) 
雪が降っていなくても、強風が吹くと、隣の冠雪したスギ樹上からどんどん落雪します。 

シーン6:1/10・午後17:18・降雪(@0:31〜)日の入り時刻は午後16:42。 
日が暮れると、また吹雪になりました。 

シーン7:1/11・午前8:43・くもり(@0:35〜) 
翌朝には雪が降り止んでいました。 
雪面に野生動物の足跡はありません。 

シーン8:1/12・午前2:42(@0:38〜) 
ここからが本題です。 
深夜未明に2頭のホンドギツネがペアで来ていました。 
1頭が右から来て、カキノキの根元で匂いを嗅ぎ、もしかすると排尿マーキングしたかもしれません。 

カキノキの背後には別個体が来ていました。 
暗闇で白く爛々と光る目だけが見えます。 
(木陰の獣がキツネ以外だとしたら、先に登場したキツネが攻撃するなり逃げるなり、分かりやすい反応をしたはずです。)
タヌキと違って、キツネがペアで行動を共にするのは珍しいです。 


シーン9:1/12・午前2:43(@1:04〜) 
奥の雪面を単独で右に立ち去るキツネが写っていました。 
監視カメラの赤外線が遠くまで届かず、暗くてほとんど見えません。 

シーン10:1/12・午後21:36(@1:19〜) 
監視カメラの起動が遅れましたが、手前の雪原をキツネが右へ横切りました。 

シーン11:1/13・午前0:51・夜霧(@1:26〜) 
日付が変わった深夜には、濃霧が風に舞っていました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
トレイルカメラでモノクロ動画にシルエットしか写りませんでしたが、当地に野犬は居ないという前提で、キツネだと判断しました。 

キツネは木登りできませんから、カキノキに用事があるとしたら、落果が目当てでしょう。 
ホンドギツネが夜な夜な落柿を拾い食いに来るのではないかと期待したのですが、大雪が積もって埋もれてしまったようです。 
あるいは、雪原で野ネズミを狩りに来たのかもしれません。 


つづく→?

日光浴しながら沢で小石を舐めるキタテハ秋型(ミネラル摂取)

 

2024年10月下旬・午前11:10頃・晴れ 

山麓で緩斜面をチョロチョロ流れる沢に秋型のキタテハPolygonia c-aureum)が止まっていました。 
翅を全開にして秋の陽射しを浴びながら、小石の隙間に口吻を伸ばして舐めています。 
沢の水を吸って、含まれている微量のミネラル成分を摂取しているのでしょう。 
広げた翅が太陽に対して正対するように、その場で少し方向転換したので、やはり吸水しながらも効率よく体温を上げるために日光浴しているようです。 



動画を撮りながら私がキタテハに近づいたら、すぐに羽ばたいて飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:40〜)

2026/03/30

雪面からカキノキの枝先に跳びつき、よじ登って熟柿を食べるニホンザル【トレイルカメラ】

 



2025年1月中旬・午後15:40頃・晴れ 

雪国で厳冬期にカキノキの巨木を自動撮影カメラで見張っています。 
落葉した枝には、甘い熟果がまだ少し残っています。 
雪原(大雪が積もった畑)をニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れがばらばらに遊動しています。 

しばらくすると、画面の右端で面白いことが起こりました。 
雪面を歩いてきた若い猿が、カキノキの枝先に跳びつこうと何度もジャンプする影だけが見えました。 
ようやく成功すると、大きくしなる枝先からそのまま器用によじ登り、横枝に腰掛けました。 
樹上で日光浴を楽しんでいるのでしょうか。 

手を伸ばして枝先に残った熟柿を手繰り寄せようとしても、届きませんでした。 
そこで別の枝に移動し、画角の外に消えました。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】
地上からジャンプして枝先を掴んで登るという、今回の木登り法は特殊で、この1回だけしか録画されていませんでした。 
若い猿の遊び心というかチャレンジ精神が発揮されたのかもしれません。 
他の猿たちは、カキノキ大木の太い幹の根元からよじ登ります。(映像公開予定) 

想像ですが、もしかするとこのニホンザル個体は、初めから枝先を掴もうと(木登り目的で)雪面で飛び跳ねていたのではなくて、カキノキの垂れ下がった枝先に残っていた果実をジャンプして取ろうと頑張っていたのかもしれません。
欲を言えば、トレイルカメラの画角をもう少し右に向けて設置しておけば、ニホンザルが雪面から枝先に跳びつく決定的瞬間を撮れたはずです。 
それでも影絵で記録できたので、想像力を掻き立てる面白い映像作品になりました。 



つづく→

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