2025/07/06

涸れ沢で聞こえるタゴガエル♂の鳴き声♪

 

2024年5月下旬・午前11:30頃・くもり 

里山で林道を静かに歩いていたら、タゴガエル♂(Rana tagoiがひっそりと鳴いている声に気づきました。 
林道脇の沢は涸れていて、水は流れていません。 
涸れ沢のどこかにタゴガエル♂が潜んでいるようです。 
涸れてはいるものの、急斜面の沢は大量のスギ落ち葉で覆われ、シダ植物やアカソ?などの下草が生えています。 
一部の岩は苔むしていて、湿り気がある環境であることを物語っています。 

鳴き声を頼りに忍び足で近寄っても、タゴガエルは鳴き止みませんでした。 
おそらく1匹の♂が断続的に鳴いているようです。 
しかし、居場所を突き止めて姿を撮影するのはとても難しそうです。 
後半は風が吹いて木の葉がザワザワと音を立てて揺れ、タゴガエル♂の鳴き声がかき消されてしまいました。 

関連記事(1ヶ月前の撮影)▶ 山中の沢で春に鳴くタゴガエル♂♪ 


2025/07/05

山林の湿地帯を夜にうろつき急に逃げるヤチネズミ?【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月上旬

シーン0:6/7・午後13:40・晴れ(@0:00〜) 
シーン0:6/7・午後13:14・くもり(@0:03〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
山林の中に少し開けた湿地帯があり、野生動物や野鳥が水場として利用する泥水溜りを2台の自動撮影カメラ(旧機種)で見張っています。 

野ネズミ(ノネズミ)の登場シーンを以下にまとめました。 
湿地帯ということでヤチネズミCraseomys andersoni)だと嬉しいのですが、私には見分けが付きません。 
ただのアカネズミやヒメネズミかもしれません。 


シーン1:6/7・午後22:20(@0:07〜) 
晩に浅い水溜りの対岸の草むらを1匹のヤチネズミ?がチョロチョロと左へ向かいました。 
餌を探し歩いているのでしょう。


シーン2:6/9・午前0:07(@0:31〜) 
2日後の深夜、対岸右に来ていた野ネズミが監視カメラの起動に気づくと、カメラ目線でフリーズしています。 
突然、左に向かって走り出して草むらに消えました。 
ときどきピョンピョン跳ねながら、全力疾走で必死に逃げています。 
もしかすると、トレイルカメラに怯えたのではなくて、この水場によく現れるフクロウに狩られないように逃走したのではないかと推測しています。 


つづく→

植物の葉を調べて飛び回るトラガ(蛾)

 

2024年5月中旬・午後13:05頃・晴れ 

山麓を抜ける小径を私が歩いていたら、山側の茂みで色鮮やかなトラガChelonomorpha japana japana)が植物の葉から葉へと忙しなく飛び回っていました。 
近縁種のコトラガと迷いましたが、前翅外寄りに大きい白斑が3個、後翅先端に白斑があることから、トラガと確定しました。 
今季初見の個体になります。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:11〜) 
トラガは留まった葉に触角で触れて調べてから、次の植物へと飛び去りました。 
私はトラガの性別の見分け方を知らない(※)のですが、なんとなく産卵前の♀が食餌植物を探索しているように見えました。 
※ トラガの触角に明確な性的二型はないようです。
トラガ幼虫の食餌植物としては、ユリ科のシオデやサルトリイバラが報告されています。 
しかし、今回のトラガ成虫が留まった植物(※ ウワミズザクラとカラハナソウ? ナワシロイチゴ? 自信なし)はどう見てもそれらには当てはまりません。 
もしこのトラガが♂個体だとしたら、落ち着いて休める葉を探しているだけかもしれません。

余談ですが、今回の記事を書くためにChatGPTを使って調べ物をしていたら、トラガの分類がヤガ科から新設されたErebidae科(日本語の科名なし)へと最近移されたことを知りました。 
DNAを解析した分子系統分類学の成果によりヒトリガ科やドクガ科などもErebidae科にまとめられたそうで、恐るべき大変革です。 
今までのヤガ科があまりにも巨大で雑多な分類群だったので、分割・縮小されても仕方がないと素人ながら感じます。 
しかし日本の鱗翅目学会や図鑑はとても保守的でまだ正式に対応しておらず(ヤガ科のまま)、Erebidae科の扱いについて静観・保留しているようです。 
蛾の形態分類は伝統的に成虫♂の生殖器を詳細に検討した結果であり、比較的信頼できると思っていたのですが、それでもDNA解析の結果とは乖離していたことになります。 
つまり種としての生殖隔離を実現する生殖器の形態にも収斂進化(他人の空似)があることになり、蛾類の一ファンに過ぎない私でも大きな衝撃を受けました。

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